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【武具】
1-1
・バトルメイス/戦槌
棒状の持ち手の先端に重りが付いた打撃武器。
甲冑などに対して兜の上から頭部を破砕するなどに適しており、先端に鋲や刃を装着したものなど様々な形状がある。
・レイピア/刺突剣
刺突に特化した細身の剣。剣とは制圧力よりも駆け引きの性能を重視した守りの武器である。
レイピアは特にその特性が強く、決闘用の剣とされている。
・おっぱい/乳房
哺乳類のメスが持つ外性器の一つ。
異性に対して、集中力を奪ったり視線を誘導したりと、時に有効な状況をつくる武器として絶大な威力を発揮する。
1-2
・グラディウス/片手剣
広刃の短剣。刃が厚く頑丈で片手で取り回しやすいため盾を持っての対面での殴り合いに向いている。グラディエーターの定番武器。
・バックラー/軽盾
円形の小盾。取り回しやすいサイズであることからグラディウスと合わせて闘技場の定番装備。
木製で軽量だが刃を滑らせたり強度を増すために中央の突起や外周を金属で補強するなどの工夫がされている。
・スパダ/片手剣
両刃の長剣。グラディウス同様の形状に馬上での使用を想定しているためリーチに優れる。
1-3
・スピア/槍
棒の先端に鉄の穂先を装着したシンプルな槍。
・ハウルバード/長柄武器
長い柄の先端に槍、鉾、鉤と複数の用途を持った刃を備えた武器。
大振りな形状から威力が得やすく、馬上の敵を突き殺したり、引っ掛けて落馬させたりと多様な使い方ができる。
・バトルアクス/戦斧
樹木を切り倒したりする工具を戦闘に転用したもの。
打ち下ろせば最大威力を得られるというシンプルな構造で素人でもわかりやすく必殺が可能。
・ボウガン/弩
台座に矢をセットし引き金により発射する射出器。鉄板を貫通する威力を持つが射出のたびに装填作業が必要になり連射はできない。
・ロングボウ/長弓
速射性に優れ連続使用が可能。簡易な操作で絶大な威力を誇るボウガンと違い命中させるのには技術を要する。
1-4
・ダガー/短剣
戦闘用のナイフ。
1-5
・トゥーハンデッドソード/両手剣
両手で使う事を前提とした最大級の大剣。
全長二メートル程度もあり、振り回すには相当な腕力と技術を要する。
・バスタードソード/長剣
通常の長剣よりも柄が長く両手で握ることに配慮されている。
片手、両手の両使いができることで威力と機能性を両立している。
2-1
・ショートソード/片手剣
短い剣。単に安価であるという以上に携行しやすさ、乱戦時、閉所における戦闘など、馬上以外での戦いにおいては長物よりも有利な場面が多い武器。
2-3
・フレイル/多節武器
柄と打撃部分を鎖で繋いだ振り子式の武器。打撃部分は木製、鉄製、スパイク突きなど様々。
その関節部分を利用して威力を得たり、盾や剣などの防御を回り込む形で無効化したりする。盾や兜に対して有効な為、騎士団と対立する聖堂騎士団が多様した。
・タワーシールド/盾
長方形の盾。直径の長い部分で防御範囲を広く確保しつつ、短い部分からスムーズに攻撃を展開できる形状をしている。とくに多節武器を刺客から繰り出すのに最適。
・投擲錘/鎖分銅
投擲用の鉄の塊を鎖で繋いだもの。投石の要領で攻撃し引き戻して再利用できる。
敵の拘束などにも使用できる。
2-4
・バトルメイス/戦槌
第一部、刃物の使用を躊躇ったイリーナが初陣で選択した棒状の持ち手の先端に重りが付いた武器。
刃物が通じない鉄鎧などに対して兜のうえから頭部を破壊するなどに特化しているため、これも騎士団対策として聖堂騎士が多様した。
先端に鋲や刃を装着して殺傷力をあげたものなど様々な形状があり、ミッチャントが使用するのは最大の物。
3-2
・コルセスカ/槍
長く鋭い穂先の根元に翼刃が付いた多又の槍。従来の刺突に加え翼で攻撃を受け止めたり、引っ掛けたり、それ自体で斬撃を与えたりと幅のある攻めを可能とする。
3-3
・グレイブ/長柄武器
緩やかに反った大きな刃に長い柄を付けた薙刀の一種。刺突、斬撃を遠間から自在に繰り出せるため、歩兵戦において非常に強力な武器とされる。
スマフラウの竜騎兵は騎乗時にはハウルバードなどを使用しているが、地上任務時にはこちらを携行することが多い。
3-5
・ドラゴンキラー/対巨竜大槍
対大型モンスター用の特注槍。錐状の先端を持ち大型モンスターの外皮を貫通するさいに押し込んだり引き抜いたりする為のハンドルが柄から垂直に伸びている。
対人戦などにはまったく不向きなほとんど酔狂の代物であり、まともに扱えるのは持ち主であるオオトリのみである。
4-1
・サーベル/片手剣
騎兵用曲刀。馬上での白兵戦などで使用される剣。
4-3
・ホーリーロッド/魔術杖
魔術が内包された棒。指示を出すことで使用者の魔力を使用し『浄化魔術』を発動する。
4-4
・ハチェット/手斧
振りかぶって振り下ろすという単調で隙のある動作に限定されるため、武器よりもサバイバル用品としての利便性が高い。
アルカカが多用しているが、片腕の彼にとって携行、手入れ、予備の取り回しなどが容易だからである。
達人の彼にとってはその都度振り上げるワンクッションがあってやっと鈍重な敵に噛み合うという意味もある。
・ランタンシールド/防具
ガントレットと小盾が一体化した防具。先端にニードルやブレードが着いており攻撃にも用いる。作中、盾がスライドしてニードルが出るものはドワーフの職人による特注品。
・封魔の指輪/魔具
七百年前に肉体から剥離させた魔族の魂を封じた指輪。魂を奪われた魔族の肉体は朽ち果て、肉体を失った魂も朽ち果てる寸前だった。
4-6
・黒鎧/防具
むかし帝国が無血開城をせまる際に使用した威圧的で恐怖を煽るデザインの甲冑。
【魔術】
1-1
・転移魔術/アルフォンス
勇者の異世界召喚にもちいられた禁術。莫大な魔力を要し、三百年かけて蓄積した魔法具のエネルギーをカラにしてしまうほど大掛かりな魔術である。
・治癒魔術/ティアン
生物の損傷を補うスタンダードな治癒魔術。
1-3
・発火・消火魔術/ジェロイ
炎を一時的にストックするという独特な原理の魔術。発火と消火、二つの用途に使える。
炎を発生させることはできないが、規模に関係なく消費する魔力が一律であるという特性を持つ。
2-1
・通信魔術/アルフォンス
離れたところにいる相手との会話を可能にする。通話相手を探すことで位置特定にも役立てられる。
2-3
・自動治癒/修道士
事前にかけておくことで負傷と同時に自動で治癒魔術が発動する。戦闘中など治癒術に集中を割く余裕のない時に有効であり、聖堂騎士団の必勝戦術に組み込まれている。
・障壁魔術/ミッチャント
侵入を阻む魔術の壁を発生させる。ミッチャントは両手持ちの武器を振り回しながらも攻撃を防ぐ盾として活用した。強度は魔力に依存し、物理的には限界が存在しない点が特徴。
2-4
・憑依魔術/リングマリー
不老不死研究における一つの解答。自身の記憶を他者の脳に以降することで肉体を乗り継いで存在し続ける魔術。
2-5
・美容魔術/スーザラ
スーザラが元老院に提供していた魔術の一つ。治癒術の一種だが定期的に施すことでその寿命を倍にも伸ばせるとされている。他にも精力増強など肉体の活性を促す魔術を得意としている。
・肉体交換/スーザラ
自らの脳を娘の体へと移植した手段。頭部を開けて移し替える作業は物理的だが、機能を復活させるという不可能な部分を治癒魔術によって成功させている。
3-1
・異世界召喚魔術/アルフォンス
異世界に存在する思念を引き寄せて依り代に定着させる。彼の得意とする通信魔術に妹マリーの開発した憑依魔術を魔具によって増幅複合した一回限りの魔術。
膨大な魔力と条件を必要とするため前例がなく、効果時間など不明なことが多く今後どのような結果を迎えるか分からない実験的な魔術。
3-2
・古代魔法『催眠』/イーリス
聖竜スマフラウに由来する古代魔法で、対象を強制的に前後不覚に陥らせ操ることができる。
・透過魔法/ハーフエルフ部隊
精霊魔法。光の精霊によって反射を操作し姿を隠匿する魔法。
3-4
・浮遊魔法/メディニティーテ
精霊魔法。風の精霊によって空中を浮遊する魔法。
3-5
・古代魔法『支配』/邪竜スマフラウ
聖竜スマフラウの固有魔法で、視界に入るすべての生物を強制的に支配下におくことができる。
4-1
・爆破魔術/黒衣の騎士
範囲内にいる標的の体内で爆発を起こす。小規模の破裂とはいえ体内に起こすことで確実に致命傷を与えることができる。
4-2
・古代神聖文字解読/ティアン
『古代神聖文字』とはその昔、聖騎士たちが使用していた暗号である。解読、詠唱することにより彼らが無機物に宿した魔術を再始動することができる。
4-3
・浄化魔術/魔術杖
魔術の光線が対象を包み、不浄なものを攻撃する。アンデッドや憑依した精霊などに効果を発揮し、人体に影響は無い。イリーナにも効くかもしれない。
4-4
・悪魔/デーモン
この世界において力の象徴をドラゴンとするならば、悪の象徴こそがデーモンである。人知を超えた危険な存在で、出現した場所では必ず厄災に見舞われる。
4-5
・死体操作魔術/アルフォンス
木材、石材、金属などに命令を与え自立させるゴーレム製造魔術を死体に転用したもの、あらかじめ掛けていた術が死後に発動したことで自らをリビングデッド化することに成功した。
【モンスター】
1-3
・魔獣キマイラ
複数の生物が合わさったような姿から合成獣と呼ばれており、起源には諸説ある魔獣。獅子、山羊、蛇の頭部をもち、獅子は狩猟を、山羊は呪いを、蛇は猛毒を撒き散らす。
コロシアムに登場したものは体高3メートル、全長10メートルにも及ぶ巨大な個体だった。
客席に危害を加えられないよう調整した時点でフォメルス王がコロシアムに投入。解毒の準備を怠ったあたりから彼の剣闘士に対する姿勢がうかがえる。
2-1
・リビングデッド
動く死体。死霊術師より受けた指令に従う自動人形であり、一種のゴーレムである。戦時中、兵隊から兵器まで大量生産されたため現在も野良リビングデッドの目撃情報が多数存在している。
また、術者の思想や用途の数だけそのバリエーションが存在する。
2-3
・サラマンダー
アルフォンスの実家付近に生息するオオサンショウウオ。体長二メートルに及ぶ雑食の大型のモンスターで、本来は危険な生物である。
2-5
・死肉人形/フレッシュゴーレム
死肉を素材とするゴーレム。術師の命令に従って動く人形であり、死霊魔術において死体を動かす方法論の一つとして確立した技術の一つ。
3-1
・竜/ドラゴン
最大級のモンスターであり、生物中最強の強靭さと高い知能を有している。数が少なく人間を避けて暮らしていることから希少とされている存在。尊大な性格の個体が多い。
・古竜/エンシェントドラゴン
ドラゴンのなかでも希少中の希少種。無限の寿命を持ち、通常のドラゴンの十倍もの体長の個体も確認されている。
『古代魔術』と呼ばれる強力無比な魔法を使いこなす最強の存在であるため、人間たちもけして逆らわず神と崇拝するのが通例となっている。
3-4
・飛竜/ワイバーン
聖都スマフラウのある高山地帯に生息する飛竜。竜の種類の中では小型で飛行性能が高く、馬よりもはるかに長距離を早く移動することができる。
小型とはいえ体長は五メートル程度あり、同サイズの大型モンスターとは比較にならない程の筋力、体力を誇っている。
4-3
・動く石造/ガーゴイル
負の感情に支配された精霊が人間に危害を加える目的で無機物に宿ったもの。悪魔を模した石造を操り、地下遺跡探索を開始したティアンたちを襲撃した。
・食人鬼/グール
飢餓状態の人間か猿のような姿をした生物。知能が低く食欲が旺盛で、墓場などを漁って死肉を貪る。
理性はなくなりふり構わず振るわれる暴力は危険であり、旅人や行商の馬車が襲われるなどの事件を頻発させている。
・異世界生命体/イービルアイ
ミンチ肉をこねて作ったような巨大な球体に、無数の眼球と触手を生やした異形の怪物。別世界とこちらの世界を行き来することができる。
その正体は実体を持たない意識存在であり、負のエネルギーを好み吸収することで膨れ上がり実態を得る。
主な能力は異空間をとおっての移動、照射される光線には幻覚作用があり無力化した獲物を食らう。
4-5
・ニコランド/動く死体
死霊術師アルフォンスが自らに施した術で死後に蘇ったリビングデッド、肉体の生命活動は停止しており大気中のマナを術によって循環させて動いている。
イリーナの不在中、陰ながらティアンを護衛していたが敵から正体を隠すためにニコランドの偽名を名乗って遺跡探索に同行した。