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──幕間──

【世界】


・デルカトラ連合国

アシュハ皇国の東側に位置する集合国家。リビングデッド事件後に弱体化したアシュハとマウ王国の漁夫の利を狙ってハーデンと密約を交わしていた。


・アシュハ皇国の東西分裂

イーリスから騎士団長謀反の知らせを受けたヴィレオンはアシュハ領の東に新興国を立ち上げさせ、これによってアシュハ領を横断できたはずのデルカトラ連合国とハーデンの繋がりを断ち切った。

首都の騎士団がすべて敵に回った場合、ハーデンの支配下からはずれた東側にティアンを亡命させ匿う算段だったが、ダーレッドの件からハーデンを断罪するにいたり事なきを得た。



【人物】


《騎士団長》ハーデン・ヴェイル

フォメルス討伐後。現職の辞任により騎士団長に任命された。物腰柔らかく理知的で公平な判断を下している素振りを演じている人物。

敵国と結託し、沈没間際の国を売り払おうと画策している。


《ハーデンの剣》マックサービス

類まれなる剣の才能を見抜き、従者の頃からハーデンが可愛がり手懐けていた騎士長。

その成果か、彼のハーデンに対する態度は崇拝者そのものである。


《ハーデンの盾》ヌラウス

ハーデンが最も重用する騎士長の一人。マックサービスとは長い付き合いで親友でもあり好敵手的な存在。


《軍神》ヴィレオン

軍神と呼ばれるアシュハ全盛期にて最強の将軍。皇帝謀殺からも地位を捨て常にティアンを護り続けた。

革命後は騎士団に復帰。しかしその存在感、影響力をハーデンに恐れられ地方へと派遣される。



【モンスター】


・ニコランド(動く死体)

死霊術師アルフォンスが自らに施した術で死後に蘇ったリビングデッド、肉体の生命活動は停止しており大気中のマナを術によって循環させて動いている。

イリーナの不在中、陰ながらティアンを護衛していたが敵から正体を隠すためにニコランドの偽名を名乗って遺跡探索に同行した。




『暗愚の女王と愛しのグラディエーター soiree』第三幕 開幕。

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