まだ未完成ですが、各話の後に付けていた用語解説とリンクをここに移しました。以後、新規の用語も全てここに追加します。(2024/9/13)
分野ごとにあいうえお順でリストアップしています。
【宗教】
アメン神:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%B3
アメン・ラー神:太陽神アメンと同じく太陽神ラーが習合した神。アメン神は頻繁にアメン・ラー神として表された。
アンク:生命を象徴するシンボルで、十字架の上に逆さまにした雫状のリングが付いている。ヒエログリフとしても「生命」、「生きる」の意味を持つ。本作の表紙のタイトル中の「ファラオ」の「オ」は、アンクをもじっています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%AF
イシス女神:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%82%B9
ウラエウス:鎌首を持ち上げたコブラで表された主権・王権・神性の象徴。プロローグの図1と図2のネメス頭巾の額部分にもついている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9B%87%E5%BD%A2%E8%A8%98%E7%AB%A0
カー:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88%E4%BA%BA%E3%81%AE%E9%AD%82
トト神:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%88
ハトホル女神:牝牛もしくは牝牛の頭部を持つ女性や、女性の姿で表され、牛の角の間に太陽円盤を組み合わせた冠を被っている。ハトホルには様々な性格があり、天空の女神、王の母・王権の守護神(ひいては全般的に母神)、愛と音楽の女神、妊婦を守る女神などとして崇拝された。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%88%E3%83%9B%E3%83%AB
ヘリオポリス九柱神:世界創造の象徴
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88%E4%B9%9D%E6%9F%B1%E3%81%AE%E7%A5%9E%E3%80%85
マアト(英語):https://en.wikipedia.org/wiki/Maat
【服飾】
二重冠:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%A9%E3%82%AA%E3%81%AE%E8%A3%85%E8%BA%AB%E5%85%B7
二重羽冠:鷹の尾羽2枚を立てた冠で、アメン神が被る。
冠の名称は、日本語では特に定まっていないみたいなので、作者がドイツ語の『Doppelfederkrone』から訳して勝手に命名しました。Wikipediaでは『シュウティ』となっています。
シュウティ:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%A9%E3%82%AA%E3%81%AE%E8%A3%85%E8%BA%AB%E5%85%B7 - %E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%A6%E3%83%86%E3%82%A3
ネケク竿(ドイツ語):
https://de.wikipedia.org/wiki/Flagellum_(%C3%A4gyptische_Mythologie)
ネメス頭巾:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%A9%E3%82%AA%E3%81%AE%E8%A3%85%E8%BA%AB%E5%85%B7 - %E3%83%8D%E3%83%A1%E3%82%B9
ヘカ杖とネケク竿:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%A9%E3%82%AA%E3%81%AE%E8%A3%85%E8%BA%AB%E5%85%B7 - %E6%9D%96
【音楽】
シストルム(Wikipediaではシストラム):振って音を出すラットル(打楽器)の一種。持ち手の上にあるU字型の枠に金属製の横棒が入っており、シストルムを振ると横棒がスライドして音が鳴る。横棒にはリングや輪が付けられる事もある。儀式や祭など宗教的な場面でよく使われた。U字枠の部分にハトホル女神の顔が付いているナオス(聖堂)型の「セシェシェト型」(ナオスシストルム)と簡素な形のU字枠を持つ「セケム型」(アークシストルム)の2種類がある。
シストラム:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%A0
hanna_and_art’s blog「シストルムとメナト 『エジプト神話の図象学』」:https://hannaandart.com/entry/ancientegypt-menat
メニト/メナト:ビーズを繋げたネックレスの束を細長い金属板でまとめた物。ネックレスとして使われた他、ネックレスをまとめる金属板を握って振り鳴らす楽器としても使われたが、宗教的コンテキスト以外では楽器としては使われなかった。楽器として使われた場合、シストルムと共に使われる事が多かった。
Menat(英語): https://en.wikipedia.org/wiki/Menat
【その他】
カルトゥーシュ:ファラオや妃の名前を楕円形に囲むヒエログリフ。元はロープの輪を表現している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A5
ナオス(英語):https://en.wikipedia.org/wiki/Naos_(hieroglyph)
ファイアンス:古代エジプトの『ファイアンス』は焼き物の一種だが、本来の『ファイアンス焼』(錫釉(すずゆう)をかけた陶磁器)とは異なる。古代エジプトのファイアンスの主成分は石英の粉から成っており、炭酸カルシウムとアルカリも少量、含まれている。東海大学の古代エジプトのファイアンス再現実験によると、水酸化カルシウムを主成分とする「漆喰」も混ぜると、立体造形や繊細な装飾が可能になるとのことである。
Egyptian faience (英語): https://en.wikipedia.org/wiki/Egyptian_faience
東海大学の古代エジプトのファイアンス再現実験について(2018年):
https://www.tokai.ac.jp/news/detail/947.html
https://www.u-tokai.ac.jp/ud-cultural-and-social-studies/news/96/
https://www.tokainewspress.com/contents.php?i=1619
方形彫像:膝を抱えて座る人物の彫像
Block statue (英語): https://en.wikipedia.org/wiki/Block_statue