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第49話 アミュミュ


幼い娘は舌足らずだ。



アイドルの名前をキチンと言えず、



「アミュミュ」としか聞こえない。



「アミュミュ、かわいい」



「アミュミュ、ヤサイ好き」



「アミュミュ、お手て かまないで」







おかしいと思って振り向くと、



テレビ番組を観ている娘の横に奇妙なものが横たわっていた。











巨大なイモムシそっくりだった。



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