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第32話 呪われた声


耳を塞ぎたくなるような、酷い声だった。



話の半分も聞き取れない。



言っている内容よりも、声の酷さの方が気にかかる。



もし、愛を告げられたとしても、



罵倒ばとうされたように感じるかもしれない。



ほとんど吐き気を催すほどの、呪われた声だった。











だから、同じアパートで集団自殺が起こっても不思議ではない。



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