僕は時折り、自分を見失う。
フリーターだったような気がするし、大学生だったようでもある。
すべての記憶はあいまいで、夢にどっぷり浸かっているようだ。
頭痛が続いて調子が出ない時は、外の人にお願いをして、
先生を呼んでもらう。
檻の中で話をしていると、ようやく連続殺人者であることを思い出す。