回収箱の所に置く。
後で
さて、次は...
いや、
名前の由来は
[昔は川を流れる死体だったが、
ある時から動くようになった]
という言い伝えから来ている。
意識を戻す。
回収箱の左隣にある高さ1.5mの
車輪付き
この車輪付き
車輪付き
測っている装置があって、
車輪付き車輪付き
餌が入っていない時,
地面から伸びた
この車輪付き車輪付き
先程,言った餌が排出されるのだ。
車輪付き
そして、手を当てたまま足を後ろに
進ませて体を地面と平行に近くする。
前が
毎日,往復してきた道だし、
横の景色を見ながら行けば大体わかる。
12345678901234567890
グッ。足に力を入れ、
それに耐えるように腕に力を入れる。
すると、ノロノロと
車輪付き
前後左右に4つあり、
直径が22cmもあるから
強く押し過ぎて倒れる心配はない。
にしても重いな。
餌が入ってる時の車輪付き
605kg以上ありそうだ。
車輪が付いてなかったら絶対に運べない。
逆に車輪が付いてるだけで
こんなに重い物を運べるのが面白い。
多分、軽く移動させるだけなら
この2倍の重さでもいける。
でも、回収箱から
55m以上あるし、普通に疲れるんだよな。
11mくらい進む度に
腰を下ろして休憩する。
1番,めんどくさい作業だ。
~
3分くらいかかった気がする。
目の前の長く太い円柱型の生物は
長さが16m,高さが2mにもなる。
巨大だ。
あんなにたくさんの餌を
食べるんじゃなくて
大きくなる為にたくさん食べる。
食べて消化して大きくなる時,以外,
死んでるんだし。
車輪付き
餌をぶち撒ける。前は見ない。
その無機質で岩の様な
ザラザラとした灰色の肌には、
点々と黒く短く硬い
陰毛の様な毛が生えている。
気持ち悪く悍ましいから
近付きたくないけど
放っておいて餓死されるのはもっと嫌だ。
だから、仕方なく
毎日の餌やりを続けてる。
ほんと、試しに飼うなんていう
1年前の浅はかな行動を
今でも恨んでいる。
自分は変に興味が強い。
試しにしてみて
試しにしてみた事を
よく後悔している。
後悔するとわかってても
したくなっちゃうものだ。
車輪付き
逃げる様にその場を立ち去る。
その顔はとても
あれを見たのは1年前だったっけか。
それは臓器が露出した様な
ヒダヒダした顔をしていた。
その顔を初めて見た時、
そこに埋め込まれたみたいにある
小さな目玉がクルッと動いて
自分を見つめてきた。
その瞬間、恐怖が背中をゾワっと走って、
その顔から目が離せなくなって、
本当に怖かった。
実はその時ちょっと泣いたし。
1年前に見たきりだけど、
今でもよく寝る前に思い出して怖くなる。
食べた物に含まれる水分を
そのまま排出するからだ。
体液がなく血液がない。
栄養はどの様にして
体を循環するのかと言うと
化学反応の連鎖反応らしい。
詳しい仕組みは知らない。
そして、
成長が完了すると1匹1g,
19487171匹くらいに分裂する。
その際、その分裂して小さくなった
まだした事はないけど。
ただ、自分が飼ってる
成長具合から見るに
もうすぐそうなると思う。
見てみたい気もするけど
見たくない気もする。
興味の強い自分は
どうせ見て,見てから
後悔するんだろうけど。
そういえば、前の昼食に出た
爪くらいの長さの
あれって何だったんだろ。
ふと気付く。
尿意がしてきたな。
そう言えば、朝から
そろそろ、
あと、
回収箱の所から家に走って行く。
家は学校と同じ
縦横2m,高さ1.75mの直方体で
必要な設備や物が全て詰め込まれてる。
この機能的な家が全ての庭の角にあるのだ。
家の前に着き,扉を押して開け家に入る。
扉は家の扉と同じ押戸。
靴を立ったまま脱いで
便器の上に立って思う。
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天井の高さも1.75mしかないし、
自分とか
頭をぶつけちゃうだろうな。
そして、ここは
天井に
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いちいち、嫌な想像をしちゃう自分は
ここは水没して自分は
窒息死するんじゃないかとか、
いつも,ありえない想像をして、
ちょっと怖くなる。
さて、しよう。
なんか...自分は考え事をすると
体の動きが止まる癖があるな。
なに、
上向きに圧力がかかるんだけど
そのまま
尿が出し切れなくて、
なくなった途端,
ジョバっと残尿が出ちゃうのだ。
シャー。尿が出る。
足と便器の表面は近いから
あんまり勢いよく放尿すると
足にかかっちゃうから気を付ける。
立つ場所で狙う場所を
調節できるから問題ない。
まぁ、最初に皮を剝く
必要があるけど。
...ん...ふぅ...出し切った。
仕事に戻ろう。
ちなみに、
足の裏が削れて出血する。
普通に怖い。
...って、
自分はいつも頭の中で喋ってて、
今している事に意識が向いてないから
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そして、壁に埋め込まれてる
すると、水が勢い良く上から降って来て
無数の細い棒に
温度は微妙で、
体温よりちょっと高い37℃らしい。
また、この
55秒,流れる。
微妙に長い時間だ。
この時間はいつも
どうでもいい事を考えてる。
そう言えば、
全員.同じなんだろ。
黒い
大きさも色も全員,同じだ。
そのせいで身長が低い人はブカブカだし、
身長が高い人はキッツキツだ。
自分はちょっとブカブカな方かな。
それに、
妙に透けるから
気にしてるのは自分だけみたいだけど
人の体が見えて不快だ。
...そう言えば、今日,会った
彼女の服は他の人の服と違った。
あの
普通の服には付いてない。
普通じゃない服を持ってるって事は
彼女は
特別な扱いを受けているのだろうか。
それは彼女が特別だから?
特別...そこに重大な謎がありそうだ。
ここ1年,自分が
悩んできた事に繋がる事が
あるのかもしれない。
手に取って体と髪を拭く。
髪は水が垂れない程度まで拭いたら
後は自然乾燥に任せてる。
11秒程で体と髪を拭き終わり
脱ぎ捨てた服を再び着る。
新しい服に着替えるのは
3日に1回くらいだ。
参考画像 服の透け具合
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