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登場人物整理

2回目の登場人物整理になります。基本的には新登場の人物が10人を超えた時点で章の途中でも区切りのいいタイミングで挟んでいくつもりです

ここでしか載せない小話なんかも載せていくつもりなので是非流し読みしていってください。


1,ルイス・シーラッハ

帝国本国軍上等兵にしてルークの分隊に所属している。本来は一等兵なのだが植民地軍への出向という形なので一階級分昇進という扱いになっている。

部隊の空気を作るムードメーカーであり、部隊最年長17歳の隊員なので隊の中では精神年齢の高いルークに次いで思慮分別のある大人であるが、軍内では少年兵にあたる。


実家は由緒ある帝国貴族の家系であり各省庁の長官や軍人士官を多く輩出する家系であるがルイスの父の代で派閥内の政争に負け左遷された余波をモロに受け、ルイス本

人も一兵卒として植民地の前線に送られる結果となっている。


そのことについてルイス本人がどう考えているかについては不明



2,ヘレナ・パトリチス

今までの出奔行為や物資の窃盗、憲兵の殺害は不問に付され、帝国領カナリア植民地軍上等兵に任命された。


実は父のヴィルトも植民地徴兵組で中佐まで上り詰め大隊を率いる実力派である。しかし、帝国本国軍の無茶な突撃に付き合わされていたために部隊が摩耗していたためある戦場に行った日に帰らぬ人となる。


母も早いうちになくしていたヘレナは寄る辺がなくなったことで命の危険を感じ帝国軍を出奔して補給基地付近で小さな盗みを働いて生活していた。



3,ヴィルト・パトリチス

ヘレナの父にして帝国領カナリア植民地軍人中佐。同胞を率いて大隊を指揮する

ルークの父であるフランツの先輩であるが、求める独立のあり方の違いから直接の関わりはほとんどない。お互いの存在は認知しているが派閥が違うため認め合っていても会うことはなかった。


ちなみに彼の掲げる独立は帝国と協議の上で締め付けを緩くしてもらう融和派

フランツの掲げるのは帝国をカナリアから追放するという独立派


普段は温厚だが、戦争は外交カードの一枚という冷徹な考えも持ち合わせており、ある程度の犠牲はやむなしと考えている。



4,バラト・フランドル

帝国本国軍大佐で『駐屯軍第六歩兵師団補給責任者兼大隊長』という長い肩書を持っている。本人は名乗るのが面倒なので大佐もしくは大隊長だけで通している。


非常に豪胆な性格で部下の小さなミスや失敗は気にしない。

植民地人に対してもその性格は同様で差別意識などはないことに加え、配下の死亡率が極端に低いことから大隊の内外からも広く信頼される人格者である。


反面、帝国本国ではその人望を上層部より警戒されており、実質左遷のような形でカナリアに来ている。帝国本国内における穏健派に属するため戦争拡大には消極的である



5,ハラルト・ケーニッヒ

帝国本国軍少将にして参謀将校である。

『強靭なる帝国』を目指し拡大主義を掲げる急進派に属しており、領土拡大と産業資本が正義と考える。一方で、植民地は維持に莫大なコストがかかる上、得られるものも少ないと考えているため植民地は放棄しても良いと考えているため帝国内では変わり者されることもしばしばある。


6,スー・トラストル

帝国領カナリア植民地軍大尉にしてヴィルトの副官

妻を早々に亡くしたヴィルトのことを気にかけており大隊運営を影から支える縁の下の力持ち的存在

彼とは恋仲に発展しそうでしないもどかしい関係だったが、彼の戦死報告のあと傷心のまま軍をやめ姿をくらましている



7,コリン・グレネル

帝国本国軍少佐にしてバラト大佐の両翼の片割れ

メガネをかけた真面目な男性で兵站線の維持や事務作業に一役買っている

しかし、軍の指揮に関しては実戦においては疑問が残る能力らしい……?



8,セリーヌ・パルハム

帝国本国軍少佐にしてバラト大佐の両翼の片割れ

おっとりした女性で隊の中でも癒し枠として一目置かれている。彼女に振られて初めてバラト大隊の一員と言われるほど。そのことについて彼女は楽しいのでヨシとしている

コリンとは幼馴染で軍学校の同期。

お互いに信頼し合う仲で連携力はピカイチ

軍の運用能力に関しては彼以上に的確らしい……?



9,ドグ& ヤウン

二人揃って、皇帝を最も側で守護する帝国本国軍近衛師団から引き抜かれバラト大隊に出向している。

引き抜きの際はバラト大佐の肝煎りで3回の訪問の後、根負けしてついて来ている

ドグは実直で猪突猛進、ヤウンは給料分の仕事はする人間であるがそれ以上の仕事はしない。

という凸凹コンビであるが、帝国軍の中でもエリートに属する近衛師団に所属していただけあり能力はお墨付き


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『組織一覧』


(帝国軍)

「帝国近衛師団(最精鋭計9個師団)→帝国本国軍(計120師団)→

帝国領カナリア植民地軍(計8師団)→植民地政府軍」

の順に組織が成り立っている


帝国本国軍は基本は殆どが本国に駐屯しており、時たま各植民地に治安回復のため派遣される。現在は殆どが本国での戦争に駆り出されている。


植民地政府軍は現状作中には出ていませんがブライ准将らの植民地政府で働く軍人たちが所属する部署。実質、左遷先であることは帝国内における暗黙の了解



(カナリア解放軍)

「本軍(1師団規模)→地方解放軍(計2個大隊規模)→カナリア青年団」

の順に組織が成り立っている


フランツ率いる本軍は帝国植民地軍第八師団に結集しており決起の時を待っている

また、アラスターは地方解放軍支部を回って同志を募っている最中である。



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