私はさらだ。
皿回しの皿である。
小学2年生の男の子が皿回しに初挑戦だ。
男の子はうまく回せなくて、泣きそうな悔しそうな顔をしていた。
(それから5年後)
この男の子は5年ぶり2回目の挑戦だ。
中学1年生になって、背が高くなったね。
男の子はうまく回せなかったけど、すました平気そうな顔をしていた。
(それから1年後)
この男の子は1年ぶり3回目の挑戦だ。
中学2年生になって、体がしっかりしてきたね。
動画サイトで皿回しの動画を見て予習をしたようだ。
何度も挑戦をして成功した。
すごく嬉しそうで良い笑顔だ。
よく頑張ったね! おめでとう!!
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現在中学2年生の息子の数年にわたる皿回しの挑戦エピソードです。
1・2回目の挑戦は、大学の学祭の手品サークルで皿回しを体験させてもらいました。
3回目の挑戦は、このエッセイを書く数日前に手品ショップに行く機会があり、皿回しセットを購入して、自宅にて挑戦しました。
1~3回目ではそれぞれ場所も皿も違いますが、これが同じ皿だとしたらどう感じるだろうかと思い書いてみました。
改めて気づいたのですが、息子は心も体も手先も少しづつ成長していたのだなと思いました。
皿視点で書いたつもりでしたが、私(母親)視点でもありますね。
子供の成長に気付くことができてとてもうれしいです。