エピローグ☆緑美里
美里は46歳になった。
結婚はしたが、子どもには恵まれず、結局離婚してしまった。夫だった男とは友人として交流は続いていた。
故郷で大きな地震が起きて、大変な思いをした。
統合失調症で、作業所で働きながら母親と暮らしているが、胃腸にポリープが出来たり、子宮に小さな塊ができたりして体調が優れなかった。
「今、書けるうちに十三月革命を書こう‼」
そして一応完結したが、平行世界のようにいろんなシーンがまだたくさんあったし、書ききれなかった内容もあった。
「まだ私は死んでないし、まだいくらでもお話を書くんだ‼」
人生の物語は続く。
〈fin.〉