皆さん、おはようございます。ミタカさんのワンコの『秋』です。
病気に負けないお注射、頑張って終わりました! 迷子になっちゃった時、直ぐにボクを見つけられるように、マイクロチップも埋め込んでもらいました。痛くなかったですよ。
「そろそろ、散歩するか…」
ご主人様の何気ない一言は、昨日の夜でした。ご飯を食べた後、皆でリビングでまったり。お父さんお母さん組は、食後の珈琲を飲みながらテレビ。オウメちゃんとモモカちゃんは食事のお片付け。双子君達、ウメヨシさん、カサハラ先生とご主人様は、モノポリーをやっている時でした。
ご主人様のそんな一言に、皆、一斉にテレビの前でウトウトしていたボクを見ました。
日曜日の10時。今日は久しぶりにサッカークラブの練習がないからと、ウメヨシさんが車を出してくれて、皆で隣町の大きなショッピングセンターに来ました。
まずは、ボクの首輪を買ってくれるそうです。
「やっぱり、首輪は目立つ色がいいわ。お散歩は夜も行くんだから、地味な色は危ないわよ。秋君が黒いんだから」
大小色も様々な首輪がズラ~っと並んでいます。真っ赤な首輪を持って、モモカちゃんが言いました。
「でも、赤は女の子みたいだよー」
トウリュウ君の手には、青い首輪があります。
「でもでも、戦隊もののリーダーは赤だよ! リーダーって、カッコいいよね!!」
戦隊ものが好きなカコ君は、ちょっと鼻息が荒いです。いつもはサッカーの練習があるんで、戦隊ものは録画で見ています。ボクも一緒に見てます。
「リーダーが赤なら、尚更駄目だよ。僕たちのリーダーは、ウメ兄ちゃんだから、赤はウメ兄ちゃんの色だよ」
「あ、そうか」
トウリュウ君に言われて、カコ君は納得しました。
「じゃあ、リーダーの補助をするブルーは、笠原先生だから、ブルーもダメだね。ピンクはお姉ちゃんだし、黄色はモモちゃんでしょー… グリーンは?」
「その並びだと、
ボクを抱っこして、事の成り行きを見守っていたオウメちゃんが聞きました。
「タカ兄ちゃんは、後から仲間になるブラックだよ。助けてくれるけど、皆とはちょっとポジションが違うんだ。3番目のグリーンは、元気が良くってヤンチャなんだよ。秋君にピッタリでしょ? 」
カコ君、得意気ですね。
「元気でヤンチャな3番目なら、
秋君とお揃いで買う?」
モモカちゃんが、小馬鹿にしたように笑いました。龍虎は、皆が双子君達をまとめて呼ぶときの名前です。
「あ、お揃い、いいかもー!」
「秋君とお揃いー!」
「ワン!」
ボクも、お揃い、嬉しいです。
「そうね、二人の首輪はサイズがないだろうから、反射板をお揃いにすれば?」
「反射板?」
「あ、学校の交通安全教室で、お巡りさんからもらったやつ!」
オウメちゃんの提案に、カコ君は首をひねって、トウリュウ君は授業を思い出しました。
「そうね。夜のお散歩は、危ないからね。さ、選びましょ」
選んでくれた首輪は、細めの濃い緑色。リードも、緑色になりました。お散歩の時に首輪に付ける反射板は、双子君達とお揃いの黄緑色のカエルです。
もちろん、チョイスはオウメちゃんです。
「僕と
「皆で、戦隊グリーン!」
「ワンワンワーン!!」
ボクのご飯とか、おやつを選んでたご主人様達と合流して、お会計です。
お会計して直ぐに、ご主人様は買ったばかりの首輪と反射板を付けてくれました。双子君達も、背中のリュックに反射板を付けました。