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主な登場人物 ~エピソード9まで~

 ●三上 恭介みかみ きょうすけ

 現代軸では小さな町工場の社長さん。

 妻の陽葵が大好きすぎて止まらない。


 過去軸ではしがない小さな町工場の跡継ぎ息子。工学部の2年生。

 オタクの身なりで普段はボーッとしてるから損をしている。

 親からの仕送りが途絶えがちな苦学生。


 結核になった新島の代わりに学生寮長を任されている。

 キャンパスでカルト系のサークルの勧誘に困っていた陽葵を

 助けたのが切っ掛けで付き合うようになった。


 陽葵とは両親公認で実質上の婚約者。

 陽葵を理化学波動研究同好会の勧誘から助けた事がきっかけでメンバーに執拗に追われている。



 ●三上 陽葵みかみ ひまり(旧姓:霧島 陽葵きりしま ひまり

 現代軸では恭介を支えながら彼を愛しきってる妻。

 若い頃から可憐だったが、その可憐さは未だに健在。

 子供もできて最近は強い母の側面も。恭介と荒波にもまれて強くなった。


 過去軸では、一般家庭と比べて少し良い所のお嬢さん。経済学部の1年生。

 恭介が理化学波動研究同好会の勧誘から助けた事がきっかけでメンバーに執拗に追われている。

 その対策として、陽葵は男子寮の特別幹部となり、恭介と一緒に寮の仕事をやるようになった。


 理化学波動研究同好会から追われているために、常に恭介と共に過ごしながら、陽葵が襲われないように対策を打っている中で、学生課や大学理事が知恵を絞った苦肉の策だった。


 恭介とは実質上の婚約者。

 彼に2度も助けられて将来は揺るぎない決意がある。



 ●三上 恭治みかみ きょうじ三上 葵みかみ あおい

 恭介と陽葵の子供。恭治は現在13歳。少し微妙なお年頃。

 葵は3歳。元気いっぱいで手の掛かる盛り。



 ●霧島 颯太きりしま そうた

 陽葵の実弟。過去軸では8歳。


 実質上の姉の婚約者である恭介の姿に成長とともに憧れるようになる。

 恭介を実兄のように慕うようになった。



 ●新島 涼にいじま りょう

 現代軸では彼の地元の小学校で教師をやっている。

 実は家柄が教師の家庭。SNSで三上と繋がっている。

 棚倉とは同郷の先輩・後輩の仲であると同時に互いの妻は友人同士。


 過去軸では三上の先輩であり元寮長。教育学部の3年生。

 恭介とは見かけも性格も正反対だが彼の才能に惚れ込むようになった。

 寮長の時は、三上とお互いの弱点を補完しながらの手腕で超優秀だった。


 だが、今どき珍しい結核を患って休学をしてしまった。


 体育祭実行委員会編では、無理矢理に教育学部の実行委員長に

 推されてしまうが、棚倉の一計によって実質上の権限を三上に委譲。

 準備期間中は高木の監視下で寮の仕事をやることに。


 休学前まではサークルとコンパのハシゴ状態で遊びまくっていた。

 しかし、休学後は心を入れ替えて真面目に取り組むようになった。



 ●棚倉 結城たなくら ゆうき

 現代軸では母校の大学教授。

 教え子からの信頼も厚いようだ。

 SNSで三上と繋がっている。

 新島とは同郷の先輩・後輩の仲であると同時に互いの妻は友人同士。


 過去軸では三上の先輩。三上を1年の頃から目に掛けていた。

 寮長補佐として寮内では忙しい三上のカバーに徹している。


 教育学部の4年生。頭脳明晰で院生を目指している。

 数学ができない三上の教師役。

 三上の異能にいち早く気付いて「やればできる」と、言い続けていた。



 ●本橋 良二もとはし りょうじ

 現代軸では、会社から九州に飛ばされた先で、ひょんなことから三鷹と再会して知り合って結婚した。

 三鷹と同棲していたときに、アパートが水害に遭って、三鷹もろとも、携帯も含めて全ての家財道具が流されて連絡が途絶えていた。


 しかし、棚倉が三鷹を探して連絡をしたのが切っ掛けで電撃的に再会。


 過去軸では、三上と同じ学部で気の合う友人。三上とは趣味も合う。

 良二も三上ほどではないが相当に気遣いができる子。


 恭介の本当の人柄がすぐに分かって良い友人関係になってる。

 彼の寮に相当に遊びに行ってる。彼もオタクなので範囲は広い。


 女子寮長の三鷹に少し惚れてしまっている。



 ●村上 悠人むらかみ ゆうと


 現代軸では、教育学部の泰田と結婚して今は子供も大きくなっている。


 過去軸では三上と同じ学部で学生寮の隣の部屋の友人。

 課題やレポートで分からない所があると隣の部屋の三上を頼る。


 本橋とも仲が良い。

 レポートや課題で修羅場になると三上の部屋に籠もって助け合う。


 三上が紹介した泰田結菜に想いを寄せている。

 それが切っ掛けで三上と共に教育学部の体育祭が終わっても

 休日になるとバレーボールの練習を続けている。



 ●宗崎 隆行そうざき たかゆき


 現代軸では、教育学部の松裡と結婚して子供も大きくなっている。


 過去軸では、三上の学部のクラス委員長。

 委員長就任時は三上が委員長を辞退したので委員長になった。


 学部では副委員の三上を頼りにしている。

 彼は三上と友人関係でもあり、たまに本橋と一緒に寮に訪れる。

 レポートや課題に追われたときに4人で助け合うこともある。


 三上が紹介した松裡莉子に想いを寄せている。

 それが切っ掛けで三上と共に教育学部の体育祭が終わっても

 休日になるとバレーボールの練習を続けている。



 ●諸岡 政志もろおか まさし

 三上の後輩で社会学部の1年生。次期副寮長。現在は寮長補佐。

 寮内で酔っ払いに絡まれて暴行を受けている所を三上に助けられた。


 その恩があって、彼に尽くそうとしている。

 三上とは違って真面目で几帳面な所があるが、融通がきかない所が難点。


 陽葵の友人であり、女子寮次期副寮長の白井とは極秘裏に交際。


 現代軸では諸岡、白井は結婚して子供もいる。

 恭介が学生時代に酔っ払いから助けた恩を未だに忘れていない。

 たまに家族ぐるみで三上の家に押しかけて泊まっている。



 ●本橋 美緒もとはし みお 旧姓:三鷹 美緒みたか みお

 現代軸では少女漫画家。

 大学卒業後に家に戻って漫画家を決意。

 当時の彼氏と別れて地元で本橋と電撃的な再会を果たしてとゴールイン。

 最近、紆余曲折を経て棚倉を通じて仲間とSNSで交流を始めようとしてる。


 過去軸では文学部の3年生。女子寮寮長。

 とにかく良く喋る。三上は喋りすぎる彼女に疲れて避けている。

 三上は彼女の意外な秘密に気付いているが言わないでいる。



 ●大宮 理恵おおみや りえ 旧姓:木下 理恵きのした りえ


 現代軸では初婚の旦那と死別して、三上の寮の仲間だった大宮と電撃的な再会をして再婚を果たした。

 大宮と共に大手出版社の編集者。


 大学の時の腐れ縁から、三鷹の漫画の進行も管理している。


 過去軸では女子寮の副寮長。文学部の2年生。

 三鷹とは同じ学部の後輩であった為に副寮長に抜擢された。


 三上の第一印象から副寮長就任当初は馬鹿にしていた。

 しかし、伝説の告白事件をきっかけに三上が有能である事に気付いた。


 寮内で問題があったとき、寮長の三鷹よりも三上に相談するようになった。

 女子寮では三鷹が暴走しがちなのでストッパー役や後始末を請け負う苦労人。



 ●諸岡 美保もろおか みほ 旧姓:白井 美保しらい みほ


 現代軸では諸岡と結婚して、3人の子供までいるが、子供達は大きくなっている。

 三上の家には、よく旦那と家族と一緒に遊びに来ている。


 過去軸では陽葵の学生時代の友人。同じ経済学部の1年生。

 女子寮の寮生。陽葵がよく寮に遊びに来る。


 エピソード9の時点で寮長補佐。次期女子副寮長。

 少し大雑把でサボりがちなところがあったが陽葵と恭介が

 付き合ったことが切っ掛けで目が覚めた。


 彼女は周りをよく見て察しが良い部分があって、

 その機転の良さから上手く女子寮を引っ張るようになる。


 男子次期副寮長の諸岡と密かに付き合っている。


 現代軸では諸岡、白井は結婚して子供もいる。

 未だに恭介や陽葵の夫婦仲が熱い事に尊敬の念を抱いて見習っている。



 ●延岡 深雪のべおか みゆき


 現代軸では三上の母校の大学教授。

 三上の家の近くにある温泉旅館に若いときから家族で通いつめている縁で、三上の家族とは家族ぐるみの付き合いがある。

 本人は美容と健康の為に温泉旅館に通いつめると言っているが、亡くなった父や伯父の縁もあって、ここの旅館で想い出に浸っていることもある。


 そして、やっぱり学生時代の三上との縁もあって、それをより強くしているようだ。


 過去軸では、学生委員会の委員長だが、伯父が大学理事なので、その権力は絶対的なものがある。

 頭も切れるし、カリスマもある人物だが、真面目すぎて頭が固いところが難点。


 延岡は、自分の足りない部分を三上で補おうとして、三上を学生委員会に招聘しようとするが、多忙を極める三上を見て、理化学波動研究同好会事件の解決後は学生委員会の退任を認めたが、組織図に乗らない形で、学生委員長付けのフリーアドバイザーとして三上が卒業まで起用をし続けた。



 ●松尾 巖まつお いわお

 三上の学生時代で学生寮寮監。

 初老で人生経験が豊富な人。


 大手企業で役員を務めていたが、早期退職をした。

 その後、大学に引き抜かれて夫婦と共に学生寮の寮監をしている。



 ●荒巻 実あらまき みのる

 三上の学生時代で寮などを取り仕切る学生課の課長さん。

 その人生経験を活かして多くの学生の悩みに乗ってくれてる。


 同僚の高木さんは怒ると怖いので、神経を使いながら上手く接している。

 その怖さから彼女に対して強く言えないのが悩みらしい。



 ●高木 恵子たかぎ けいこ

 三上の学生時代で寮などを取り仕切る学生課の職員。

 普段はお淑やかだが、高校の時にグレた事があって怒るとメチャメチャ恐い。

 旦那さんも、その怖さから夫婦喧嘩は絶対にしないとのこと。


 寮幹部の間では彼女を怒らせないことが運営手腕として問われる。

 三上はその能力に優れており、高木さんから気に入られている。


 現代軸では2年前に癌で他界。



 ●有坂 啓司ありさか けいじ

 工学部の機械工学・メカトロニクス専攻の教授。

 三上の担当委員の教授であり、親身に相談にのってくれる。


 三上は有坂の研究室に入って卒業まで一緒だった。

 本橋・宗崎・村上も同様だった。



 ー教育学部の体育祭実行委員会の実行委員チームの人たちー


 彼らは教育学部の体育祭実行委員会が終わっても三上との縁を大切にして、理化学波動研究同好会の追跡をかわしたり、陽葵を守ったり、時には寮のイベントの手伝いをしながら絆を深めていった。


 このメンバーは恭介夫婦が結婚しても縁が切れることはなかった。


 ●牧埜 雅人まきの まさと

 教育学部2年生。

 現代舳では逢隈と結婚。


 ●村上 結菜むらかみ ゆいな 旧姓:泰田 結菜やすだ ゆいな

 教育学部3年生。

 現代軸では村上と結婚。


 ●宗崎 莉子 そうざき りこ旧姓:松裡 莉子まつうら りこ

 教育学部2年生。

 現代軸では宗崎と結婚。


 ●仲村 和奏なかむら わかな 旧姓:守 和奏もり わかな

 教育学部2年生。

 現代軸では仲村と結婚。


 ●牧埜 紗良まきの さら 旧姓:逢隈 紗良おおくま さら

 教育学部2年生。陽葵とは白井と同じように、とても仲が良い友人の1人。

 現代軸では牧埜と結婚。


 ●仲村 友和なかむら ともかず

 教育学部3年生。

 現代軸では守と結婚。


 ●天田 咲良あまだ さくら 旧姓:山埼 咲良やまざき さくら

 教育学部2年生。

 現代軸では天田と結婚。


 ●天田 良和あまだ よしかず

 教育学部2年生。

 現代舳では山埼と結婚。

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