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第123話 くちにほうった

こんなに陽射しが暖かくて思いがけない行動力

いつかやろうと思ってたことも手がけてしまえば終わりが見える


立場たちば

ものの見かたが変わる


だから向こう側にってみたかった


来たよ


いわゆる

向こう側


こっちからの眺め?

そうだねえ




想像してたのとちがうのは

かなりクリアでクリンネス

想像していたまんまなのが

やっぱり住む世界のちがい


ちがった

でも同じだった

なにがちがうって

お互いの立場たちば



わかりにくいことだらけ

わかりにくいままにして

わかったような顔で来たことが

ついに裏目

いや本来の

なるべくしてなった状況



そうだよね

こっちからの眺めで

自分のこと見直せそうになった



どうにかできると思っていたけど

どうにもできずに悔やんでいたさ

どうにかできない自分を許した

どうにもならない現実を受け止めて

やるべきこと

やるしかないこと

その他もろもろの

べき べし 捨てて

自分が小さく感じられるけど


なんだろう

この手応え


なんなのさ

このノドの乾き


うるおしてくれる湿度を意識して

べっこうあめ くちにほうった






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