あの日あの時の精一杯
いまはこれで目一杯
なさけなく言われても
くじけるかよ
せめて謝意な
踏まれて立つ麦になれない
焼かれて灰から手を出せず
のたうちまわって叫ぶとき
あまりにも無口で怖くなる
もうすぐだろ
もうすぐかよ
抜け出せるらしい
もうすぐだね
もうすぐなら
あとちょっとだけ頑張ってみようか
って
そこで壊れたんだ
もうなおらない
もうなおせない
もうひきかえせないし
なにもできない
だから責めない
ゆえに決めない
自分の命の行方を
なりのゆきまかせのように
漂わせるふうにしかならない
どんなに大切なものでも
いらなくなってしまうのかな
ならばせめて
ゆえに決めた
自分の祈りの鉾先
もうすぐだね
だからなにさ
もうすぐだよ
知ったことか
もうすぐだぜ
ふんばりなよ
こわれるわけなんかないよ
って
そこで逃げた
がむしゃらに
がむしゃらさ
がむしゃらで
がむしゃらな
巡り巡る血液の温度
たまにじわじわきちゃう
巡り巡る季節のはざま
せめてもう一度
やっぱり夏を迎えてみたいな
って
登りきった
これが眺め