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空を見る⑩

 彼女の姿を見て僕は安堵しました。息を切らして走って来たので、膝に手をついてしばらく呼吸を整えました。


 しばらく地面を見ながらぜぇはぁして、再び彼女を見上げたときに、彼女の首に縄がかけられているのに気づきました。


 それ以来、その洋館には一度も行っていません。



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