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裏垢女子②

「これで俺の話はおしまい」

 池上はふーっ! と、勢いよくろうそくの火を吹き消す。


「おい! これどこが怖い話だよ」

「そうだよ」

「オメーが馬鹿な話じゃねーか」


「まぁまぁ、いいだろ。俺が『怖い』って思ったら、それは怖い話なんよ」

 池上はブーブー言うクラスメイト達をけん制した。


「どうでもいいから、はやくおしっこしたいよ。はやく次の人はじめて」

 おしっこマンに促されて、眼鏡でオタクっぽい女子生徒が話し始めた。

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