「うわぁ! ほんとに動いたよ!」
「ちょっ、アンタ指離さないでよ」
そう、こっくりさんは途中で十円玉から指を離してはいけないのです。もし、指を離してしまったら呪われてしまうのです。
「じゃあ、何聞く?」
「うーん。えっと」
しばらくAさんとBさんは考え込んで、それから二人にしか知らないことを聞くことにしました。
「こっくりさん、こっくりさん。私が今履いてるパンツの色は何色ですか?」
Bさんがそう言うと、十円玉が動き出しました。
「も」
「も」
「い」
「ろ」
「の」
「き」
「て」
「い」
「ち」
「や」
「ん」
「桃色のキティちゃんだって! 当たってるー!」
「アンタさぁ……」
「じゃあ、次はAちゃんの番だよ」