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こっくりさん②

「うわぁ! ほんとに動いたよ!」

「ちょっ、アンタ指離さないでよ」


 そう、こっくりさんは途中で十円玉から指を離してはいけないのです。もし、指を離してしまったら呪われてしまうのです。


「じゃあ、何聞く?」

「うーん。えっと」


 しばらくAさんとBさんは考え込んで、それから二人にしか知らないことを聞くことにしました。


「こっくりさん、こっくりさん。私が今履いてるパンツの色は何色ですか?」


 Bさんがそう言うと、十円玉が動き出しました。


「も」

「も」

「い」

「ろ」

「の」

「き」

「て」

「い」

「ち」

「や」

「ん」


「桃色のキティちゃんだって! 当たってるー!」

「アンタさぁ……」


「じゃあ、次はAちゃんの番だよ」

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