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第17話 人と関わらないと透明人間になる

こんばんは。

週末にちょっと時間ができましたので、

少しばかり書いてみようと思いました。

書き始めた今現在、夜もだいぶ遅いので、

翌日の昼とか、あるいは夜に書き上げるかもしれません。

とりあえず挨拶はこんばんはで始めます。

調子がよければ今夜中に書き上げるかもしれませんが、

今までの経験から、夜更かしは調子を悪くします。

翌日の調子が悪くなりますし、夜中のメンタルもやられます。

ですから、書けるまで夜中に書いて、

多分翌日に持ち越します。

統合失調症の状態を安定させるためには、

身体がある程度健康でないと、メンタルまですぐに病んで大変になります。

メンタル病んでいる状態で楽しいことは経験したことないので、

とにかくメンタル病まないように、心身整えてます。

そんなわけで夜更かしはほどほどにってことです。

苦しい思いとか、つらい思いはしたくないです。

逃げというよりも、メンタル病んでつらい思いし始めると、

割とダイレクトに死ぬこと考え始めてしまいますので、

そこにストップをかける意味でも、メンタル安定させていきたいです。

苦しんで死ぬのは面倒だから、とにかく何か執筆しようかなとか、

明日スタバの新作試そうとか、Amazonで漫画の新刊を予約しとこうとか、

それまで生きてようかなとか、

そこら辺まで安定させればいいかなという程度で。

まぁ、統合失調症は元気いっぱいではないのですよ。

変な方向に振り切れた、脳がポンコツな私ですので。


さて、今回のタイトル。

人と関わらないと透明人間になる、です。


透明人間のイメージとしましては、

向こうの景色が透けて見える人間ですね。

攻殻機動隊を知っている方ならば、

光学迷彩なんかも想像できるかと思います。

とにかく、視界に入らない人間って感じですね。

人と関わらないとというのは、

認識されないと、いないものになる、という意味でタイトルとさせていただきました。


私は、統合失調症と診断されて間もなく、

引きこもりになりました。

親は過干渉しなかったので、部屋にこもりつつ、

ご飯はちゃんと食べるように言われました。

今思えば生きることについてはちゃんと面倒見てくれていたので、

そのことについては頭が上がりません。

まぁ、一日の大半をこもって過ごして、

社会とかなり断絶していました。

ネットはつながっていたのですが、

ネットでの発言というものは、なんとなく実態を持った感じがしないというか、

煙がしゃべっているような感じです。

煙モクモクがしゃべっている空間は、

生身の肉体を想像しづらい空間でありました。

ただ、統合失調症になって、

何かというとダイレクトに死ぬことを考えていた頃には、

その、実体のない煙のような空間がちょうどよかったのも事実です。

生身の誰かに面と向って何か言われるよりも、

煙のような存在が何か言ってるくらいが、

距離があって、刺激が少なくてよかったのかなと思います。

まぁ、当時からネットになると過激な発言をする存在もいました。

これは、今も昔も一緒です。

煙に毒ガスのようなのがいたようなものです。

毒ガスで気分を悪くすることもありましたが、

引きこもり生活はなんとか生きていました。


統合失調症の病状は、どうやら、上がり下がりみたいなものがあるらしく、

何にもできない時期があって、

そこから少し回復の時期があって、

回復の時期からまた落ち込んでを繰り返しつつ、

安定をしてきたように思います。

その少し回復の時期が曲者で、

その時期になりますと、なんとか社会とのつながりを持って働かなくちゃと思います。

何かしなくちゃ、まともにならなくちゃと、

普通というものになりたいと、アクセル踏みまくるような感じです。

引きこもりから突然普通に向けてのアクセルを踏んで、

いろいろなバイト面接を受けて、

全て落ちました。

今まで社会からほぼ断絶していた存在です。

社会に適合する形に仕上がっていない、というわけです。

また、社会の誰ともかかわっていない存在でもありました。

おそらく、話し方なども、働く者として仕上がっていませんでした。

バイトに落とされて当然というわけです。

働く人が変な人でしたら、会社の信用にもかかわりますからね。

でも、バイトに落とされ続けたことで、

私はこの社会に居場所がないと感じたのも事実です。

どこも私の存在を見ていない。

誰も私を認識していない。

私はいないに等しいと思ったものです。

私は脳がポンコツで、なんとかしようと苦しんでいるけれど、

その苦しみも、誰も見ていない。

私の苦しみは透明なものでしかない。

統合失調症になってから、いろいろな内外の刺激から、

脳が誤作動を起こしていろいろな苦しみを持つことがありましたが、

それらすべてが、私以外にとっては見えない透明なもので、

社会から断絶された私もまた、透明人間だったのだなと思いました。


引きこもりから、回復しようとして、

社会に適合できなくて、また落ち込んでを繰り返しつつ、

何とか今の旦那と出会って結婚して、

生活を整えていって、小さな会社の事務員さんとして働いて、

毎日を働いて家事をしてを繰り返して、

ようやくここまでたどり着いたという感じです。

今でも、自分が透明な感じを持つことはありますが、

わかってくれる存在だけわかってくれればいいと割り切っています。

全世界に私が認知される必要はありません。

私はここにいて、ポンコツな脳の誤作動に時々苦しみ、

日々猫を愛でて、週末にビールを楽しみ、旦那や親に感謝する。

そんな小さな世界で十分なのだと思います。

その小さな世界の出来事を、

執筆として記していって、誰かが読んでくれれば、

私は世界のどこかの誰かに、いるものとして認識されます。

どこにもいない透明な存在でなく、

この文章を書いた七海トモマルとして、誰かが覚えてくれることになります。

執筆したものは、誰かに読まれることによって、

しっかりとした物語として立ち上がるのかもしれません。

私が執筆するだけでは、まだ不完全です。

執筆されただけでは、透明人間と一緒です。

誰かと関わり合い、誰かに読まれ、誰かに覚えてもらえる。

そこで初めて、物語が息づくのかもしれないと思います。


さて、日をまたいでしまったので、

やっぱり話があっちこっち飛びましたが、

今回の統合失調症エッセイはここまで。

また、時間がありましたら何か書きます。

気長にお付き合いいただけると幸いです。


ではまた。

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