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第十五話 まあ大変!銃がここまで強いなんて! って言って相手の心を満足させました

 私は今カオスと自室でお茶の最中だが……

 私は今、大爆笑中さね!


「ぐっへっへっへっへ!」

「……」

「ぎっへっへっへっへ!」

「……」

「ぎょっへっへっへっへ!」

「なあ……仮にもお前は女だろう? 笑い声をもう少し可愛く出来ないか?」

「おやおやおやおやおや! カオスさん! 大爆笑しなきゃならんでしょ!?」

「ああ、うん……はぁ、まあ好きにしてくれ」

「そういたしますわ! オホホホホホ!」

「……俺もトリップしてる時……ああなのかなぁ……」


 何やらカオスが落ち込んでいるが、今の私は絶好調!

 よしよしよしよしよし! 今は面白い様に事が進んでいる!

 まあ簡単よ、敵国が面白い様に銃を生産を始めたからさ。


 よしよし、ゆっくりと最初から何があったか、確認をしようかね?


 まず、敵国の異世界転移者は、この世界では廃れた銃で無双を開始したんだ。

 そいつの考えはわからないけど、どうせこうだろ? 


『異世界の銃の技術が古臭かったので、現代知識で無双しました』


 ぶははははははははははは! 見捨てられた技術が進化する訳ないじゃん!

 で、私がまずしたのは、その異世界転移者の銃に細工をした。

 ま、簡単言えば私の魔力で強化してやったのさ、遠隔操作でね。

 で、これで何が起こるのかというとだ。


『銃にこんな威力があったとは!? 流石は異世界人! どうか世界を救ってくれ!』


 とか言う敵国の王様! だははははははははははははは!

 で、その国はね? 国をあげて銃の生産をしだすわけだ。

 もちろん私の力を、ちょちょいのちょいと付与してやったよ、バレずに遠隔操作でね。

 これで何が起きるかというと? もうおわかりですね?

 銃の大国が出来る訳だ! くっくっく!


 ま、つまりは銃で経済が回る国になるわけだ。

 基準はあるらしいが、護身用や狩猟用に一般人にも出回ったり。

 高威力な物には闇取引とか何とか?

 べひゃひゃひゃひゃ! これが笑えずにいられるか! 


 ちなみにこの世界の本来の銃の威力は、一般人の防御魔法で防げるレベルなんだよ!

 くっくっく! だははははははははははははは!

 それをね? 国をあげて生産してるのよ!


 で、私の目的は、だ。

 敵国の経済をぶっ壊す事にあるのさね?

 これは、私の今いる国、まあ自国と言おうる

 自国の王様や側近達にも、ちゃーんと相談したよ?


 手段はこうさね? 何回か敵国が小競り合いがあったんだけど。

 わざと負けてあげたよ? 相手の心を慢心させるために!

 戦場の銃には、私の力を一時的に無くした。

 これで鉄くずの完成だが、まだネタバラシはしない。

 私の力で死んだふりや、わざと逃げる、負傷したふりの兵士達に泣き言を言わせたのさ。


『銃がこんな威力だなんて! 敵国はどんな技術を開発したんだ!』


 いや、本当に笑いがとまらないのがさね?

 で、相手の異世界転移が、何度か居たんだけどさ?


『この世界の戦争は低レベルすぎる、俺が一方的ってのを教えてやるぜ』 


 ぶははははははははははは! げひゃひゃひゃひゃ!

 現世では殺し合いもしたことない、知識だけがはあるミリタリー好きの転移者君!

 もう少しで舞台は完成するから、現代知識無双を楽しんでくれたまえ!

 ああ、そうそう……これで何が起きるかというと。


 これは簡単さね? 『銃が使えない物』と国民が断定したらどうなるかな?

 で、そこで私達が、民を救うために戦争をしていたんだ! とか色々と後付けで言ったらどうなるか?

 まあこれまでの私の独り言をまとめるさね?


 敵国の民をこちら側に引き入れる。


 まあそれだけの事なんだが……戦術てきにもありきたりだろ?

 敵国の民を丸め込むなんてさ?

 だが私の目的は……


 現代知識で無双出来ると思っている、異世界をなめている転移者君に現実を突き付ける事さ!


「いひひひひひひひひ! げひゃひゃひゃひゃ!」

「おーい、仮にもこの国の聖女様に偽装しているんだから……はぁ、今回戦いはやく終わんねーかな」


 カオスが何か言ってるが……まあ、いいだろう。

 あー楽しみじゃて! げひゃひゃひゃひゃ! 

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