「体起こせるかい?」
聞くとジルが起き上がる。そのまま背中に手を回して背中の紐を解く。今日のジルは華美なドレスでは無く、シンプルなワンピース姿だった。紐が解ける。ジルのワンピースを脱がす。白く扇情的な肌が露出する。俺はシャツを脱ぎ捨てジルを抱き上げる。風呂場に入り、ジルの下着を脱がせ、大理石で出来ている湯船にジルを座らせる。
「待っていて。」
そう言って俺は着ていたものを脱ぎ捨てる。湯船に入り、ジルを自分の上に乗せる。ジルは俺に寄り掛かる。ジルの体を撫でる。
ジルはビクビクと体を震わせ俺に倒れかかる。俺はジルを受け止めて息を切らす。
「愛してる、ジル…」
身体を拭いてやり、ガウンを着せてジルをベッドに寝かせる。風呂の湯と愛交で火照った体を冷ます。ジルの横に身体を横たえて息をつく。ジルが体をこちらへ向ける。まるで女神のような美しい曲線美、うっとりと潤んだ瞳。全てが俺のものなのだ。ジルの頬を撫でる。そのまま引き寄せて抱き締める。ジルは俺の胸板に手を当てその唇を押し当てて来る。
裸のままジルをベッドに横たえる。
「髪を拭かないと風邪をひくな。」
そう言うとジルは俺に手を伸ばして言う。
「では風邪をひかないように温めてください…」
どうしてこうもジルは俺を煽るのが上手いのだろう。ジルに顔を近付けて聞く。
「どうして欲しい?」
ジルは顔を真っ赤にして言う。
「抱いて、ください…」
ジルに口付ける。舌を絡ませ合う。