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第144話《奴隷篇》奴隷の日常


ルミエールside


「───っん、う〜ん……」


私が目を覚ますと、私は他の奴隷と同じように閉じ込められていた。

奴隷紋の効果は一旦落ち着いたらしい。


「目が覚めたか?」


私の目の前には小柄で可愛らしいドワーフがいた。


「ドワーフ?」

「ああ、私はドワーフのミュルスだ」

「私はルミエール。よろしくね」


私は挨拶をして、周囲を見渡す。

床は石で出来ており、冷たい。

それに掃除もされていないらしく、虫の死骸やらなんやらで汚い。

おかげで足裏は真っ黒だ。

まあ、奴隷なら当たり前か。

部屋には特に物はない。


「脱出なら無理だぞ」

「え?」

「私達が付けられている奴隷紋はこのレンゼンブから出られないようになっている」


へえ、逃げ出せないってわけか……


「あなた、この国の王女でしょ?」

「まあ、そうだけど」

「なんでそんなことになってるの?」

「街を歩いてたら奴隷商人達に嵌められたからかな」


嘘は吐いていない。

本当に女性がグルだったのは想定外だった。


「運が悪いね……」

「ま、そうでもないかな」


私は呑気にそう答える。


「聞きたいんだけど、奴隷のみんなは一回も孕んでないの?」

「いや、孕んでるやつもいる。全員漏れなく人間だがな。人間と異種族では子が出来にくいから、その辺は助かってるな」


やっぱり……


「さ、そろそろ時間だ」


ミュルスがそう言うと、笛が鳴る。

それと同時に奴隷紋が怪しく輝き出す。


「「はぁはぁ……!!」」


来た……!!

昨日と同じ……!!


「全員、外に出ろ!!」


言われて、全員が部屋の一歩外へ出る。


「さあ、始めるぞ!敬礼!」

「「「敬礼!」」」


その命令に体が勝手に動き、全員がガニ股ダブルピースを取る。


「さあ、始めましょうか」


ダディのその声が聞こえた直後。


「「「おっ♡おっ♡おっ♡イクウウウウウウウウウウ♡♡♡♡」」」


私たちは体勢そのままに大きく仰け反り、潮を吹いた。


「さ、じゃあお次は……」


私たちの目の前にそれぞれ、一人の男が付いて。


「さあ、後ろの壁に手を着いて、男達にお尻を突き出しなさい?」

「「「わかりました♡♡♡」」」


私たちはそう言って言われた体勢を取る。

そして。


「「「んほぉ♡♡♡♡」」」


チンポを入れられた私たちはアヘ顔を晒す。

パンパンパンパンパン!


「「「んおっ♡♡おっ♡♡おっ♡♡おっ♡♡チンポ♡♡チンポ気持ちいい♡♡」」」


男達は何度も何度も腰を打ちつけ、チンポで奥を突いてくる。

そして私たちは中出しされた。


─────────────────────


男達とのセックスを終えた私たちは。


「さっさと歩け!」


家畜にように散歩させれられていた。

二足歩行ではなく、四足歩行で。

それに加えて、鼻フックまで付けられていた。

それはまるで大名行列のような感じだ。

四足歩行で行く以上、掌や膝が擦りむける。

それならそれでいいのだが、タチが悪いことに、奴隷紋には回復効果があるようで、常に傷一つつかない。

これはおそらく自殺阻止用だろう。

なかなか考えられている。

そういう自動回復の紋章もいいなぁ……

帰ったら研究でもしてみようかな……

そんなことを思いながら私はミュルス達と一緒に散歩する。


「鳴け!ここの民に無様を見せろ!」

「「「ぶひ〜♡♡♡ぶひぶひ〜♡♡♡」」」


お尻を振りながら、言われた通りに鳴く。


「可哀想だな……」

「ルミエール様……」


全員が目を伏せていた。


「お前ら何かもちゃんと教えてやれ!」

「「「私たちはリジッブ様の雌豚性奴隷で〜す♡♡♡♡人として見ないでくださぁ〜い♡♡♡」」」


息を揃えてそんなことを言う。

これが、奴隷私たちの日課だ。

これ以外にも時々、市民の足を舐めたり色々奴隷っぽいことをしている。


「最高の気分だ!!」


─────────────────────


ギルドゥードside


「最悪の気分だ……」


俺は総監室で頭を抱えていた。

ルミが潜入してから五日。

残り時間は二日。

部下をレンゼンブの近くに送り、そこにルミの《テレポート装置》を置いている。

そのため一瞬で移動できるのだが……


「何か言ったらどうなんですか?」


婚約者リファに詰められていた。


「それで、ルミ様はどこに行ったんですか?」


にこやかな表情を浮かべているが、その目は笑っていない。

五日か……

まあ、結構我慢した方だな……


「な、なんで俺が知ってると思ったんだ?」


額に冷や汗を浮かべながら聞く。

なんとかして矛先を変えないと……死ぬっ!!


「ルミ様がこれだけの期間、家を空けるとなると、今までの経験から大抵は潜入しています」

「うげっ」

「今、『うげっ』って言いましたよね」

「言ってない」

「嘘吐かないでください。なんですか、またルミ様にヤバいことさせてるんですか?」

「……………」


やっべぇ〜……もうバレてんじゃん……


「沈黙は肯定と受け取りますよ?」

「──────はぁ……」


俺は諦めて、両手をあげて、ため息を吐いた。


「それで、何をしてるんですか?」

「聞いても怒るなよ……?」

「ええ、もちろんですよ」


絶対嘘だ。

100キレるじゃん。

ルミめ……このツケは今度払ってもらうかな……!!


「……奴隷になってる」

「今なんて言いましたか?」

「……奴隷になってる」

「なるほど……」


リファがそう言った瞬間。


「死にたいんですか?」


《アムールエスパーダ》を喉先スレスレに突きつけて、目をがん開きして言ってくる。

怖えよ!!


「ル、ルル、ルミが提案して……俺は最初、やめた方がいいって言ったんだ!!」

「そうですか。で、誰の奴隷になってるんです?」

「何する気だ」

「そんなの一つじゃないですか」


リファはニッと笑って。


「殺すんですよ」

「いや、怖えよ!」


目が笑ってなかった。

マジで生きた心地がしなかった。


─────────────────────


ルミエールside


散歩から帰ってきた私はミュルスと同じ部屋に入っていた。


「はぁ……ようやく落ち着いたか……」


奴隷紋の効果も落ち着き、理性を取り戻していた。


「ホントに……奴隷ってしんどいね」

「私はもう慣れた」

「ミュルスはなんで奴隷に?」

「ルミエールと似た感じだよ」

「そっか……」


すると、オニキスが影から出てくる。


「どうしたの?」

『ギルドゥードから連絡来てるよ〜!』


そう言って私に《インカム》を渡してくる。


『大丈夫か?』

「まあ、なんとかね」

『オニキスからの情報はもらった。準備は出来たからそろそろいけるんだが……』

「何か問題でも?」

『ルミ様、私に内緒で何やってるんですか』

「……………」


やっべ。

リファに言ってなかった。


『まあ、いいですよ。ルミ様を奴隷扱いした奴をぶち殺すだけですから』


怖すぎる!!


「あ、時止めを使ってる敵がいるから気をつけて」

『わかった』


そんな会話をして連絡を切った。


「誰と話してたんだ?」

「まあ、すぐに分かるよ」


私はフッと笑って言った。

奴隷紋と《スレイブチョーカー》が付いている以上、私も戦闘しようと思っても出来ない。


『ねえ、リュウギ』

『どうした?』

『この奴隷紋ってどうやって消せるの?』

『まあ、今の状況じゃ消せねえな』

『じゃあ、オニキスと一緒に外に出てなんとかしてくれない?』

『今のお前の中に居ても面白くねえしな』


そう言ってリュウギは分離し、オニキスと一緒に外に行った。


「だ、誰!?」

「私の仲間だよ」

「体ん中から出てきたんだが!?」

「気にしない気にしない!」


そんな会話をしていると。


「そこ!うるさいぞ!!」


看守に怒られた。


「仕方ない。罰を与える。外へ出ろ」


《スレイブチョーカー》の影響で逆らえないため、私たちは言われた通りに外へと出る。


「街へ行くぞ」


そしてそのまま、私たちは街へと出る。


「さあ、これをつけて自慰でもしていろ」


看守に渡されたのは『お仕置き中』と書かれた札だ。

私たちはそれを首から下げる。

さらに看守は地面にディルドを設置していた。

こんなところにまで私の発明品が……


「さあ、始めろ」


言われて、私たちは両手を頭の後ろに置いて、腰を上下させて、オナニーを開始する。


「「おっ♡♡」」


私たちはアヘ顔を民衆に晒す。

そして、腰を一生懸命に上下させる。


「「気持ちいい♡♡♡見られてるのに気持ちいい♡♡♡おっ♡♡おっ♡♡おっ♡♡」」


何度も何度も腰を上下させる。


「「イクウウウウウウ♡♡♡♡♡」」


私たちは仰け反りながら、潮を吹く。

しかし、命令は終わっていないために、私たちの無様公開オナニーは続く。


「「おっ♡♡おっ♡♡腰が止まんない♡♡」」


私達の公開オナニーは夜まで続いた。


─────────────────────


夜。

奴隷から数人、リジッブ様のお相手をする。

今日は私とミュルスの担当のようだ。


「よく来たな!」

「「よろしくお願いします♡♡♡」」


奴隷紋が起動しており、快楽を求めている。


「さあ、どうして欲しい?」


言われて私とミュルスはその場に土下座し。


「「私たちをリジッブ様のお好きなように犯してくださぁ〜い♡♡♡♡♡」」


私達の言葉に満足したのか。


「いいだろう!じゃあまずはルミエール!俺のチンポを咥えろ」

「仰せのままに♡♡」


そう言って私はリジッブ様のチンポを咥える。


「ジュボ♡♡ジュボ♡♡ジュボ♡♡ジュボ♡♡ジュボ♡♡」

「上手いぞっ……!!ミュルスは俺の足でも舐めておけ」

「仰せのままに♡♡」


ミュルスはリジッブ様の足指をしゃぶり始める。


射精るぞっ!!」


そして私の口内に射精する。

私はそれを飲み。


「ゲェェェェェェェプ♡♡♡♡」

「ははは!!王女が下品だな!」

「今の私はもう王女ではありません♡♡♡リジッブ様の雌豚性奴隷です♡♡♡」

「そうだったな!!ミュルス、ベッドに上がれ」


ミュルスは足指をしゃぶるのをやめ、ベッドに上がる。


「どうして欲しい?」

「私の雌豚マンコにリジッブ様のチンポをください♡♡♡」


ミュルスはマンコを開きながらそう言った。


「いいだろう!!」


そう言ってリジッブ様はミュルスに種付けプレスを始める。


「お゛っ゛♡♡お゛っ゛♡♡お゛っ゛♡♡お゛っ゛♡♡孕む♡♡人間の子孕んじゃう♡♡お゛っ゛♡♡お゛っ゛♡♡」


そんなミュルスを見て、私は無意識に自分のマンコを触り、オナニーをしていた。


「はぁはぁ……」


ミュルスはへたり込んでいた。


「さあ、今度はお前の番だ」

「はい♡♡」


私は駅弁の体勢でセックスを始める。


「お゛っ゛♡♡お゛っ゛♡♡お゛っ゛♡♡お゛っ゛♡♡ぎも゛ぢよ゛ずぎ♡♡ゼッ゛グズざい゛ご♡♡お゛っ゛♡♡お゛っ゛♡♡」


私はアヘ顔を晒す。


「孕め!!俺の子を孕め!ルミエール=ラウエル!!」

「孕む♡♡♡リジッブ様の子供孕んじゃううううううう♡♡♡」


私は仰け反り、アヘ顔を晒しながらイった。

まあ、実際は孕まないんだけども。

私たちはリジッブ様の部屋にへたり込んでいた。


「「セックス気持ち良すぎ♡♡♡最高……♡♡♡」」

「俺も気に入った!!」


そう言って、リジッブ様は私達を仰向けにする。

力なく倒れているため、何の抵抗もできない。


「ふふっ……!」


リジッブ様は口角を上げ、筆を取り出す。

そして私達の体に落書きをしていく。

『雌豚』

『性奴隷』

『ザコマンコ』

『肉便器』

そんな罵詈雑言を書いていく。


「「ありがとうございます♡♡♡♡」」


私たちは寝そべったままリジッブ様にお礼を言う。


「それがご主人様に感謝を述べる態度か?」


言われて私たちはすぐさま土下座の姿勢になる。


「「失礼しましたぁ♡♡♡私たちに褒め言葉を書いていただき誠にありがとうございまぁ〜す♡♡♡」」


そう言って額を地面に擦り付ける勢いでお礼を言う。


「気分がいい!すごくいいぞ!!」


リジッブ様は上機嫌にそんなことを言ってくる。


「「もっともっと好きなようにしてくださぁい♡♡♡」」

「いいだろう!!今夜は寝かせてやらないからな!!」


リジッブ様はそう宣言した。


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