――ここまで、この話を読んでくれたあなたに、まずは“ありがとう”と言わせてください。
そして、“ごめんなさい”とも。
もう、気付きましたか?
私が選んだ、たった一つの方法に。
そう、それはインターネット。
もっと詳しく言えば、Web小説です。
あの詩を書くのは難しくなかった。
だって、耳鳴りはいつしか声になって、あの詩を読み上げているのだから。
地の底から響くような、憎悪に満ちた声で、ずっと……。
どこから来たのかわからない。
誰が始めたのかもわからないこの呪いは、インターネットを通してさらに広がってゆく。
それはさながら、無限の樹形図のよう。
木の枝のように広がる呪い。
だから私は、この呪いに『
もし、今あなたが少しでも息苦しさや違和感を覚えていたのなら、それは呪木の種が根付いた証拠です。
それは揺るぎない事実。
“詩”は“死”となり“呪い”となって芽吹いてる。
もう止まらない。
もう止められない。
ころりころりと 転がった
小さな 種が 転がった
積もり積もって 芽を出して
大きく 大きく 伸びてゆく
枝の数だけ 広がって
その葉の数だけ 想いを乗せる
届かない 届かない
枝葉は ゆっくり 伸びてゆく
まだ足りない まだ足りない
呪木は 静かに 伸びてゆく
まだ足りない まだ足りない
まだ足りぬ まだ足りない
親愛なるあなたが、この詩を100人に伝えらえられることを願います……。