【作品情報】
原題:Fright Night
製作:1985年/106分/アメリカ
監督:トム・ホランド
出演:クリス・サランドン/ウィリアム・ラグズデール/アマンダ・ビアース
ジャンル:ホラー
(参考サイト:Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/)
【ざっくりあらすじ】
深夜番組『恐怖の夜』が大好きな、チャーリーとエイミーのバカップル。
そんなチャーリーのお隣に、ある夜男二人が引っ越してくる。バカでかい棺桶付きで。
ゲイカップルかな、と思いきや。
ある日、その家に娼婦が連れ込まれ――そして翌日、遺体となって発見された。
また別の女性が、お隣の片割れであるジェリーに吸血されるシーンを、偶然目撃してしまったチャーリー。
なんということでしょう。お隣はヴァンパイアでした。
チャーリーは警察にそのことを相談するも、もちろん相手にしてもらえず。
挙句の果てに、ジェリーたちに目を付けられてしまう始末。
命の危機を感じたチャーリーは、『恐怖の夜』の司会進行役にしてヴァンパイア・キラーのピーターに相談。
しかしピーターは、あくまでもテレビの中だけのヴァンパイア・キラーであり。
「ヴァンパイアなんているかいな」
と、最初は取り合わなかったピーター。
しかし、エイミーの貯金に目がくらんで、結局はジェリーへヴァンパイアテストを行うことになった。
そのテストの最中、たまたま手鏡を見たピーターは、ジェリーの姿だけが映っていないことに気付いてしまう。
ジェリーが本物だと気付いてしまったピーター。
またエイミーも、ジェリーのかつての恋人に瓜二つということで、狙われてしまう。
果たして彼らは、ジェリーの魔の手から逃げ延びることができるのか。
【登場人物】
チャーリー:
冴えない割に結構リア充な青年。
数学は苦手な様子。そしてお母さんと仲良し。
ジェリーの獲物である女性の、おっぱいに目がくらんだばっかりに覗き見してしまい、酷い目に遭う。自業自得と言えば自業自得。
エイミー:
頭のリボン使いがちょっと独特な女の子。
チャーリーとは付き合って1年になるが、未だにいたしていない。
だがその割に、ジェリーにすぐメロメロになったりと、ビッチなのか身持ちが固いのか、イマイチよく分からない。
ピーター:
冴えない深夜番組の、冴えない司会進行役。
この冴えないオッサンと、冴えない青年が手を組んで、町を守ることになる。
不安しかないぜ!
ジェリー:
どことなく山崎育三郎さんに似ている吸血鬼。
我が家ではずっと育三郎と呼んでいました。
生き血以外では、果物が好きな様子。
いい年したオッサンであるが、ティーンエイジャーのエイミーにおもくそ執着する。変態だ!
【感想など】
トータルすると、平和な映画です。
登場人物たちはたぶん一所懸命なのですが、85年という年代がそうさせているのか、どこか
主人公のチャーリーも、相棒のピーターも、冴えない上にポンコツ。
そいつらがワタワタバタバタしながら、おっかなびっくりヴァンパイアに立ち向かうわけですよ。
スタイリッシュさゼロのその姿に、観てるこちらも「うんうん、まあ、頑張って。気楽にね」と気の抜けた気分になります。
ポップコーンとか、コーラ片手に応援するのが、きっとベストな鑑賞方法。
敵のジェリーも、日光に晒されて死滅するラストシーンが、とってもローテンポでのんびり。
命かかってるはずなんですけどね。
なのにどことなく、余裕ぶっこいてるんですよね。スローライフな死亡シーンでした。死んでるのに
その割に、エイミーとジェリーのダンスシーンや、吸血シーンがエロい。妙にエロい。
ポロリもないのに超エロい。
エイミーさん、血だけでなくご貞操も美味しくいただかれたのでは?と勘繰りたくなるエロさ。
監督の好みであろうか。
なお、監督のお名前がトム・ホランドさんですが、俳優のトム・ホランドさんとは特に関係ないようです。