【作品情報】
製作:2020年/111分/日本
監督:中田秀夫
出演:亀梨和也/奈緒/瀬戸康史
ジャンル:ホラー
(参考サイト:映画.com https://eiga.com/)
【ざっくりあらすじ】
崖っぷち芸人のヤマメ。
元相方の中井ともコンビを解消し、にっちもさっちも行かなくなった彼は、プロデューサーの「事故物件に住んで、すげぇ映像撮って来い」という無茶ぶりに応じることに。
無事 (?)に、オーブが映る映像を撮ることに成功したヤマメ。
その映像はテレビでも大ウケ。
そして、ヤマメのファンという奇特にして、霊感女性の梓と知り合った彼は、梓を家へ招待することになった。
そこで梓は、ヤマメの前住人──殺人鬼に殺された女性の霊を見てしまう。
そしてその翌日、ヤマメと中井は同時に事故に遭ってしまう。
しかしこれで懲りるヤマメではなく、彼は次々と事故物件を渡り歩くことに。
その度に、霊の起こす怪奇現象に巻き込まれてしまう梓。
ヤマメの煽りを受けたのか、両親に不幸が降りかかった中井。
それでも、「事故物件住みます芸人」としてブレイクを果たしたヤマメはついに東京で、最恐の事故物件への移住を決意した。
【登場人物】
ヤマメ:
主人公。いちいちシャツがおシャンティーな、売れない眼鏡芸人。
ちょっと関西弁がヘタッピだけど、そこはご愛敬ということで。
事故っても、ファンの女の子が死にかけても、事故物件に住み続けるタフガイ。
梓:
ヒロイン。怯えた顔が可愛い。
ヤマメのファンなうえ、霊感があったばっかりに次々とひどい目に遭う。
それでもヤマメも案じる、健気な女の子。
中井:
「事故物件に住んじゃおうぜ」の言い出しっぺ。
だいたいお前が悪い──のだが、そのためか身内にド不幸が降りかかっているため、憎むに憎めない。
【感想など】
正直言って、終盤の展開は「超能力合戦かよっ!」って感じでした。
どうしてもね、ハリウッドの映画なんかと比べるとCGがショボいからね……そこに粗があるのは事実。
でも日本独特の、思わせぶり感でなかなかゾクゾクさせてくれたのも事実。
どんどん違う事故物件にも住んでくれるので、色んな幽霊や事故物件のバックボーンを楽しめるのも、よろしかったです。
CGではなくマンパワーにもうちょい頼った方が、いい作品になったなー惜しいなーと思った作品でした。
なお母と一緒に鑑賞したのですが、
「こんな男前が、大阪にいるわけねぇ」
と、主演の亀梨和也さんを見ながらつぶやいていたのが、非常に印象的でした。
いや、大阪にも男前……おるよ、うん……ほら、岡田准一さんとか……