【作品情報】
原題:Hereditary
製作:2018年/127分/アメリカ
監督:アリ・アスター
出演:トニ・コレット/アレックス・ウルフ/ミリー・シャピロ
ジャンル:ホラー
(参考サイト:映画.com https://eiga.com/)
【ざっくりあらすじ】
博士らしい夫スティーヴン、ヤク中の息子ピーター、なんかヤンデレっぽい娘のチャーリーと暮らすミニチュア作家のアニー。
アニーの母エレンが、ある日死んだ。
生前から奇行が目立っていた母だったが、遺品を整理しているとスピリチュアル系にもハマっていたらしい。葬式にも見知らぬ人が大勢参列していたし、不信感を抱くアニー。
そんな中、エレンの墓が荒らされる。
それと前後して、チャーリーも奇行に走る。偶然おっ死んだ鳩の首をチョンパ。何考えてんだ、この子。
しかしそんなチャーリーもまた、ピーターの運転する車で事故に遭遇し、首を切断されて死亡。
悲嘆に暮れ、ギクシャクする一家。
アニーはそんな時、知人のジョーンから交霊術を教わる。
チャーリー恋しさに、家族も巻き込んで交霊術を行ったアニー。
しかしその事をきっかけに、ピーターは怪奇現象に見舞われ続け、疲弊していく。
スティーヴンも息子を案じ、アニーと距離を取るように。
一方のアニーも責任を感じ、ジョーン宅を突撃するが無人だった。
また、家の物置でとんでもないものを発見するのであった。
果たして一家に、平穏な日々は戻って来るのだろうか(戻りません)。
【登場人物】
アニー:
主人公。
冒頭ではちょっとダウナーなママだったが、段々エキサイトしていく。
終盤のスパイディっぷりは見物。
ピーター:
長男。
ヤク中で、たぶん女の子のお尻が好きなタイプ。
色々不憫な目に遭う。
チャーリー:
長女。
男の子みたいな名前だけど、女の子だよ。
鳩の首をちょん切ったり、不気味な絵を描いたり、メンヘラ感が凄いよ。
どうやらナッツアレルギーらしく、それが後々の不幸につながる。
スティーヴン:
パパ。
ぶっちゃけ空気。後に大炎上。
【感想など】
「え、これPG12なんですか!?」
というレベルでグロシーンが割とある。
ただ、「後味最悪の映画」という触れ込みで観たので、ぶっちゃけちょっと肩透かし。
「ホラー映画ではよくあることですよ」
というのが正直な感想。
後味悪いのに、慣れ過ぎているのかもしれない。
それはそれでどうなんだろう、自分。
とはいえ面白くないわけではなく、正統派ホラー映画という印象で楽しめました。
「え、何何? どういうこと?」
となる意味深な展開と、冒頭から漂う不穏さも物語への訴求力になっている。
不気味な環境音っぽいBGMもいいですね。
でも、なんで皆さん、最後に全裸になったんだろうか……