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『ロスト・ボディ』

【作品情報】

原題:El cuerpo

製作:2012年/111分/スペイン

監督:オリオル・パウロ

出演:ホセ・コロナド/ウーゴ・シルバ/ベレン・ルエダ

ジャンル:スリラー

(参考サイト:Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/)



【ざっくりあらすじ】

死体安置所から、やり手実業家の女性・マイカの死体が消えた。

死体安置所で捜査をするハイメ警部と、妙にキャラの濃い警察官たち。


ハイメ警部は、しょっぱなから怪しい年下の夫・アレックスを呼び出し、ねちねち聴取。

そして案の定、マイカを毒殺しているアレックス。


彼にはカルラという美人な愛人がおり、彼女と一緒になりつつマイカの財産をいただくため、マイカを殺したのだった。

「特殊な毒で殺したし、絶対バレないもん!」

と、シラを切る気満々だったアレックスだが、彼の周りで異変が起き始める。


マイカを毒殺した薬が転がり出て来たのを皮切りに、彼の犯行を匂わせるブツやら、マイカに支配され続けた日々をフラッシュバックさせるブツが続々出て来る。


精神的に追い詰められるアレックス。

ひょっとして、マイカが生きているのでは……?という疑惑に囚われ始める。

マイカが実は生きていて、自分の企みにも気付いており、死んだふりをして自分を追いつめているのではないか、と。


マイカは本当に生きているのだろうか。

生きているとすれば、彼女はどこに消えたというのか。



【登場人物】

アレックス:

ヒゲ+メガネなイケメン犯人。

しかし奥さんのマイカがかなりきわどい性格のため、ちょっと同情しちゃう。

それでも不倫は駄目だよね。


ハイメ:

元アル中で現カフェイン中毒な、ちょっと乱暴者の警部。

最愛の奥さんを交通事故で亡くした過去を引きずっており、アレックスとは対照的。


マイカ:

凄腕実業家。若作り。

冗談好きだが、その冗談の内容が結構エグい。

そしてアレックスもペット扱い。嫌な女である。


カルラ:

アレックスの愛人。美人で若い。

死体安置所の外におり、スマホでアレックスとやり取りしている。

彼女にも、危険が迫っているようで……?


ハイメの部下たち:

太っちょだったり田舎ヤンキー風だったり、とにかく濃い。

なんなんだろう、こいつら。



【感想など】

そそそ、そう来たかー!!

シナリオの妙! 役者の妙! いい映画!

途中まで「ふむふむ。これはひょっとすると、『シャッ○ーアイ○ンド』系かしらね」と思わせながら……思わせながらのラストのアレェェェー!


全てのシーンにきちんと意味があって、そしてテンポもよくて飽きさせない。

最高かよ。


同製作チームの『永遠のこどもたち』や『ロスト・アイズ』も大好きなので、拙者ますますスペイン映画が好きになったでござる!

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