【作品情報】
原題:Child's Play
製作:2019年/90分/アメリカ
監督:ラース・クレヴバーグ
出演:オーブリー・プラザ/ガブリエル・ベイトマン/ブライアン・タイリー・ヘンリー
ジャンル:ホラー
(参考サイト:映画.com https://eiga.com/)
【ざっくりあらすじ】
ハイテク機能をわんさか搭載した、IoTなオモチャのバディ人形。
子供たちの遊び相手として大人気だが、製作元であるベトナム工場での殺伐トラブルにより、各種制御システムが全解除された激やば不良品が市場に流通してしまった。
そのバディ人形を手に入れたのは、母のカレンと二人暮らしをしている孤独な少年アンディ。
人形の自己申告により、激やば不良品を「チャッキー」と名付けたアンディは「この人形、ちょっと気持ち悪いかも」などと思いつつ、放送禁止用語も連発する人形と友情を深めていく。
またチャッキーをきっかけに、近所の悪ガキであるパグやファリンとも仲良くなっていくアンディ。
順風満帆に思われた、が。
しかしチャッキーは、やはり激やば不良品。
ふとしたきっかけにより、暴力性を帯びていくチャッキー。ついでにアンディへの独占欲も強めていく。
そのチャッキーに、周囲の人を傷つけられ、奪われていくアンディ。
「俺以外の奴にうつつを抜かすなんて許さないぜよ」
とばかりにヤンデレっぷりを発揮していくチャッキーから、アンディは逃げ切ることができるのか。
【登場人物】
アンディ:
なかなか友人が出来ず、母の彼氏からは邪険にされ、そしてせっかく貰ったバディ人形は凶悪という不幸な少年。
プレゼント包装が得意な模様。
チャッキー:
中の人がスカイウォーカー。
お下劣だったリメイク前と比べて、ピュア。それゆえにヤンデレ度がえげつない。
カレン:
ヤングなアンディのママ。ヤングでヤンチャな印象だけど、アンディへの愛情は本物。
ラストの渾身の一撃がカッコイイ。
マイク:
黒人だけどジョークが下手。陽気じゃない黒人だっているんだよ!
アンディのご近所さんであり、チャッキーがやらかした事件を追う。ラストはカレンママとセットでカッコイイ。
ファリン:
アンディの友人。見た目は美少女、中身は豪傑。
チェーンソーが鬼のように似合っている。ビンタが力強く、雄々しい。
パグ:
アンディの友人。不良っぽい小デブ。
しかしお子様三人組の中で、恐らく一番繊細。しかし、あんな目に遭ってもアンディを案じられる良い子でもある。
【感想など】
ネタバレですが、猫ちゃんが不幸な目に遭います!
猫好きは心してご覧ください! 私は不意打ちで死にました! 憤死です!
猫ちゃんへの仕打ちには激怒でしたが、映画は「残酷過ぎて逆に笑える」ホラーでした。
面の皮のくだりはズルい。あんなん一周回って笑っちゃう。
スイカ畑に行かなくちゃっ。
終盤には、追い詰められたアンディの怒涛の反撃もあるので、スッキリ感もございます。
孤独だった彼が、友達を得て、困難も乗り越えて強くなるまでの作品でもあるので、成長要素がお好きな方にもぜひぜひ。
ただし、殺し方は笑いつつドン引きする残酷さです。
その辺の下品さは変わってないのね、チャッキー……