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『キングスマン:ゴールデン・サークル』

【作品情報】

原題:Kingsman: The Golden Circle

製作:2017年/141分/イギリス・アメリカ

監督:マシュー・ヴォーン

出演:タロン・エガートン/コリン・ファース/ジュリアン・ムーア

ジャンル:アクション

(参考サイト:Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/)



【ざっくりあらすじ】

諜報機関キングスマンのエージェント「ガラハッド」になったエグジー。

前作の作戦中に出会って、フォーリン・ラブしたティルデ王女との逢瀬の夜に、彼はキングスマン候補生時代の同期チャーリーに襲われる。


チャーリーはゴールデン・サークルという、麻薬組織に現在身を置いていた。

辛くもチャーリーを振り切ったエグジーだったが、この騒動をきっかけとしてゴールデン・サークルにキングスマン本拠地や、エージェントの居住地がバレてしまい、爆撃を受ける。


キングスマンはほぼ壊滅。


生き残ったのは爆撃があった当日、たまたま自宅を離れていたエグジーと、ただのスタッフとして捨て置かれたマーリンだけだった。


二人は非常事態時に開けるよう、指示された金庫に残されていたウィスキーのボトルから、アメリカに籍を置く諜報機関ステイツマンにたどり着く。

そこには、前作で銃殺されたと思われていた、ハリーが保護されていた。しかし記憶喪失になっているハリー。


エグジーは、ハリーの愛犬と同種の子犬を使ったショック療法で、無事彼の記憶を呼び覚ます。

しかし喜びも束の間、ゴールデン・サークルたちの陰謀が明らかに。彼らは麻薬に遅効性の毒を忍ばせ、それを摂取したジャンキーたちの命を盾に、麻薬の合法化を要求。


エグジーとハリー、そしてステイツマンのエージェントのウィスキーの三人は、ゴールデン・サークルが持つ解毒剤を奪うため、イタリアに向かう。


しかしハリーは怪我の後遺症でポンコツ化。おまけに、ウィスキーを裏切り者として撃ってしまう。そのどさくさで、せっかく奪った解毒剤も紛失。

ステイツマンの本拠地に戻ったエグジーたちは口論になるが、その時ティルデ王女も毒に冒されていることを知る。


解毒まで時間もないため、エグジーはハリー、マーリンと共にゴールデン・サークルのアジトへ向かう。

アジトに仕掛けられた地雷でマーリンを喪いながらも、侵入に成功したエグジーとハリー。


また、怪我から復帰したウィスキーも、彼らを戦闘機で追いかける。

彼は本当に裏切り者なのか。

そしてエグジーとハリーはティルデ王女たちを、救うことが出来るのか。



【登場人物】

エグジー:

前作でのヤンチャボーイが、オールバックの似合う紳士に。

物語序盤で、今は亡き(と思っていた)ハリーを思い出す時の、なんとも切なく泣きそうな顔がたまらなくキュートでした。

身の軽さは健在で、特に終盤大暴れ。


ハリー:

前作での華麗な紳士が、終盤まで超々ポンコツ化。でも記憶喪失の時の、ピュアピュアな顔もツボなんだぜ!

しかしマーリンを喪ってからは本領発揮。エグジーとの息もピッタリで、年齢を感じさせないアクションを披露。


マーリン:

イケメン有能ハゲ眼鏡。好きだ。

優秀ブレインが、今回は第一線に出動。しかしそれが悲劇を生むことに……

彼の死にざまは最高に格好いい。やっぱり好きだ。


ティルデ王女:

前作で敵に誘拐された挙句、セクシーなお尻を披露しただけだった王女様が、まさかのヒロインに。

エグジーとラブラブだし、彼の仕事にも理解がある、超いい女である。でもハッパ吸っちゃうけどね!



【感想など】

マーリィィィーンッ!!

私事で申し訳ないのですが、マーリンのような「縁の下の力持ち」タイプに弱いんですよ……もう、だから、彼の退場シーンに号泣でした。


これから先、「カントリーロード」を涙なくしては聴けませぬ……マーリン……


内容につきましては、前作と同じく「本筋が追いやすい、分かりやすい」スパイ映画。

今回はアメリカのステイツマンも登場ということで、ザ・アメリカンなギミックも登場です。

手りゅう弾も野球ボールタイプだよ! もちろんバットで打ち込むよ!


今回レーティングがR指定からPG指定になったことで、前作のような残虐アクションシーンはだいぶマイルドに。

それでも人間ミンチとかはありますが。一応、人体切断シーンは減りました。


とはいえ前回は孤軍奮闘だったエグジーが、今回はハリーとの協力プレイを魅せながら敵をぶちのめすので、爽快さは遜色なし。

スーツケース型マシンガンを使ったアクションなんて、超スタイリッシュ!

この、エンターテインメントに徹底した姿勢、大好きです。


難しいことは抜きにして、とにかくスーツ紳士のアクションを楽しもう!

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