【作品情報】
原題:Kingsman: The Secret Service
製作:2015年/129分/イギリス・アメリカ
監督:マシュー・ヴォーン
出演:タロン・エガートン/コリン・ファース/サミュエル・L・ジャクソン
ジャンル:アクション
(参考サイト:Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/)
【ざっくりあらすじ】
幼い頃に父を亡くした青年エグジーは、ヤンキーの親玉の義父と、義父の言いなりな母 (とちっちゃい妹)と共に、バイオレンスだが冴えない人生を送っていた。
そんなある日、彼は警察のご厄介になった際に一人のザ・紳士と出会う。
紳士ことハリーは、エグジーの父の同僚だった。おまけに、おもくそ喧嘩が強い。何このパーフェクト紳士。
実はハリーと父は、キングスマンと呼ばれる諜報機関のメンバーだったのだ。
メンバーの一人ランスロットが殉職したため、現在メンバーには空きが生じていた。
ハリーはエグジーを、ランスロット候補として推薦する。
教官のマーリンにしごかれながら、他の候補生と切磋琢磨するエグジーの裏側で、ハリーは大富豪ヴァレンタインの企てる陰謀を追う。
ヴァレンタインは人類を間引きして、地球環境を正常に戻そうと考えていた。
発想が極端やね。
そして最終候補に残るものの、最後の最後に落選してしまったエグジー。
ハリーもまた、ヴァレンタインの罠にかかって命を落とす。
またキングスマンの中にも、ヴァレンタインの信奉者が存在していた。
孤立無援の中、エグジーはマーリンとランスロット(新)の三人で、ヴァレンタインに立ち向かう。
【登場人物】
エグジー:
地頭は良いし運動神経も良い(おまけに顔も良い)が、育ちが絶望的な前途ある青年。
手癖が少々悪いものの、それが功を奏することも。
終盤のスーツ&眼鏡が非常に可愛い。身軽なので縦横無尽のアクションも、いい!
ハリー:
エグジーの父と、そしてエグジーを見出した英国紳士。ビールは黒派らしい。
紳士なのだが、恐らく作中で一、二を争う血の気の多さ。
はらりと崩れる前髪が、超セクシー。
マーリン:
エグジー達ランスロット候補生を、ビシバシしごくハゲ眼鏡。
でも候補生がピンチの時は動揺したり、アハーンな場面ではそっと見ないふりをしてくれたり、やっぱり紳士。
見た目とコードネーム通りの頭脳派だけど、終盤は頑張るよ。
ロキシー:
エグジーと同じ、ランスロット候補生。
高所恐怖症っぽいが、よく高所に行かされる。不憫。
でも頑張るよ。この映画は女の子が強いよ。
ティルデ王女:
ヴァレンタインに誘拐される、とある国の王女様。
なかなか勝気な女性。
登場シーンは少ないが、次作で重要ポジションなので覚えておこう。
【感想など】
面白い、の一言に尽きるテンポの良さ。Blu-rayも買っちゃったよ。
友人から、「花火が綺麗な映画だよ」とオススメされて観てみたら──たしかに綺麗な花火だったよ!
非常に血なまぐさそうですがね!!
真面目なのかふざけてるのか、ちょっと線引きが分からない辺りがまた、イギリスっぽいなと思ったり。
好きだぜ、シュールかつスタイリッシュ紳士アクションな、この感じ。
また私事で恐縮なのですが、スーツ姿の男性にたまらない萌えを感じるため、徹頭徹尾俺得な映画でした。
スーツでピシリとすまし顔のコリン・ファースが、前髪を振り乱してバンバン人を殴る、撃つ、刺す、とにかくぶっ殺す──素晴らしい。
そして前述のとおり、アクションがとにかくスタイリッシュ。
傘を使ったアクションなんて、冷静になると馬鹿馬鹿しいのに、作中では痺れるくらいの鮮やかさでした。
アクションシーンが、怒涛の長回しっぽいのもツボ。
スパイが主人公だけど、「小難しいことはジェームズ・ボンドに任せようぜ! オラ!」と、敵をお洒落にぶちのめすスタンスがお嫌いでなければ、是非観るべき。