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第6話 叔父さんとのおまけ

 太一と想いが通じあって数日、大きなベッドが届いた。太一と僕が寝ても余るほど大きい。

 もしかしてこれは····。一緒に寝ようって事でいいんだよな。


 太一は毎晩、風呂に入る前に部屋で筋トレをしている。僕はその間に風呂に入る。

 僕の勘違いじゃなければ、今日は、いや今日から夜は太一の部屋でいいんだよね?

 僕は自分の枕を抱いて、太一の部屋を訪ねた。


「太一? あのさ、そのベッドってことはさ、一緒に寝てもいいの?」

「ん゙っ、おおぅ、ああ、そうだぞ。ん゙ん゙っ····おいで」


 太一はまだ筋トレの最中だったが、ベッドに腰掛け僕を呼んだ。僕はおずおずと太一に近づく。枕を抱き締めていた腕を、片方掴んでベッドへ押し倒された。


「ごめんな、汗臭いだろ? 先に風呂入ってくるわ。待ってて」


 耳元で低く囁くように言う太一。僕は思わず、太一を抱き止めて言った。


「····ううん、汗のにおい好きだよ。逞しい感じがして、かっこいいじゃん」

「そうか? じゃぁこのまま1回だけ――」



 確かに、太一は1回だけだった。力尽きてクタッと横たわる僕に毛布をかけ、そそくさと一風呂浴びに行ってしまった。

 僕は、自分の体力の無さを痛感した。おじさんって、こんなに体力があるものなのか····。

 悔しいから、僕も筋トレを始めようかと思う。



 10分もせずに、太一はベッドに戻った。余程待ち遠しかったのか、些か興奮しているように見える。


「ちょ、待って太一。僕もうさっきいっぱいシてもらったから····。今日はほら、もう寝よう?」

「ふふふ、おじさんの元気を甘く見てたな? 大丈夫だよ。お前、若いんだからまだまだイけるって」


 訳の分からない持論を持ち出し、容赦なく僕を組み敷いてしまう。このマイペースな所も男らしい力強さも、やはり僕には無いもので、僕はそういうところに惹かれてしまう。

 そして、僕もまた押しに弱いと知った。


「もう····、1回だけだよ?」

「わかったよ。ほら、力抜いて? 唇ギュッてするのやめて?」

「だって······まだ緊張するんだよぅ」


 思わず全身に力が入ってしまう。だが、太一の優しいキスとは裏腹なやらしい指遣いで、僕の――……


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