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母国が大魔王に滅ぼされたので、魅了を使って天使も悪魔も利用します
白石マサル
異世界ファンタジー冒険・バトル
2024年07月18日
公開日
56,450文字
連載中
神界への門が消滅してからおよそ1000年後。
度重なる帝国の侵略により小国グレイスは窮地に陥っていた。
グレイス王は帝国に対抗するため《降魔の儀式》に手を出す。
禁術の代償は余りにも大きく、大魔王サタンによってグレイス国は滅亡してしまう。

それから6年後。
グレイス国第三王子であるアルファードは、従者ジブリールと共に旅をしていた。

儀式の《器》として選ばれたアルには大悪魔の魂《デザイア》が宿っていた。
アルは《デザイア》の影響で無自覚に魅了《チャーム》を掻けてしまっていた。
従者であるジブリールには魅了《チャ-ム》が効かなかった為、定期的に魔力を吸魔して制御していた。
自分に宿った大悪魔の魂を祓う手がかりを求め、アルは魔術発祥の地・ニブルヘイム王国へ足を踏み入れた。

この物語は一人の青年が儀式の生贄となり、滅ぼされた母国を再建させるまでの軌跡である。

第1話 キャラクター紹介

・アルファード

 16歳/男/人間

 167cm/53kg

 黒髪/茶色の瞳 (興奮時は赤)

 服装:紺色のローブ

 グレイス王国第三王子 通称アル

 10歳で禁断の儀式に巻き込まれ故郷を失くし、身体に宿った大悪魔の魂を浄化する手段を探して旅をする。

 護身程度の剣の心得はあり、戦闘は剣技を多用する。剣の師匠はジブリール。

 のちにナーマから魔術を習う。その代償に大魔王の魔力を吸われる。

 困っている相手は放っておけない性格。

 柔軟な思考と豊かな感受性を持つ反面、鋭敏な決断力と統率力を備えている王族らしさもある。

旅を経てジブリールへの敬愛は恋心に変わっていく。

《大悪魔の魂》(デザイア)

 神界最強といわれる大悪魔の力の塊。

 降魔の儀式によってアルに宿り、絶えず桁違いの魔力を放出している。

 魅了チャーム

 アルの意識とは裏腹に誰もかれも魅了してしまう。ジブリールの吸魔のお陰である程度制御できるようになった。

 ジブリールは吸魔で吸い取った魔力を転換して自分の力に出来る。

(吸魔をする度にアルへの好意がどんどん上がっていく)


・ジブリール

 外見年齢20歳/女/大天使

 172cm/52kg/Dカップ

 淡い青色/青色の瞳

   通常時:メガネ、白のロングカーディガン、オレンジ色のロングセーター、黒のスカート

   戦闘時:白銀の鎧 (絶対領域アリ)

四大天使の長 通称ジル

知恵と武芸に秀で無二の美貌を持ち合わせ、天使長に任命されるほどの実力者。

 主君に忠を尽くすタイプ&極度の恋愛ベタが祟って未だ処女。

(アルにどんどん魅かれていって、恋に落ちる)

《神界への門》が閉ざされてからは大陸を流浪する身になった。

 その後、武名を耳にしたグレイス王によって王宮専属家庭教師として仕官する。

 アルの魅了に掛からず中和できるため、度々アルから吸魔している。


・ナーマ

 外見年齢24歳/女/上級悪魔

 175cm/55kg Fカップ

 銀髪/紫の瞳 (興奮時は赤)

 服装:変身能力によりいつも異なる。主に露出の高い黒いドレス

 下級悪魔リリス達を従える謎の女悪魔。

 整った顔立ちと妖艶な体つきは種族を問わず男を虜にする。

 楽しい事を常に求め自分の願望に忠実な快楽主義者だが、ある目的のためにアルを狙う。 従者になりすましアルに近づくが、成り行きで力を貸すようになる。

 悪魔としてのポテンシャルは非常に高く、様々な魔法や幻術を扱うことができ、自身の影を近接武器に変化させることも可能。

 ジブリールからは嫌煙されており、戦闘でも恋愛でも相反するライバル的存在。

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