荒廃した地上と、超技術のある空。衰退民族の青年と人型兵器(?)の女の子!
想像してる世界はピクサーの『WALL-E』みたいな感じですが、アデルの発言からなんかもっとヤバイものが背後にいる感じがして次話は何するんだろうってワクワクします。
文章の端々から感じる「かつて凄かった文明」の残滓や名称が想像力を掻き立てる楽しい作品です。「それ楽園って意味じゃない!?こんな世界でその名前残ってるの?ひゃっほー!」みたいな。(ポストアポカリプスなのに楽しいとは?)
ごはん食べるシーンもちょいちょいありますが、ディストピア飯なのにちょっと美味しそうだったり、主人公二人のやり取りがシリアスなのにコミカルだったりで、波があってサクサク読めるのでSF苦手な人にもおすすめ。