これは、とある悪の組織に所属する雑用係のオジサンと、それにちょっかいをかける将来を嘱望された幹部候補生の少女の、心温まるハートフル（ボッコ）ストーリー。

　表面上はコメディチックな点も多いが、よくよく見てみると少女の方にかなりの闇が存在し、悪の組織らしい非道さも見え隠れしている。

　しかしそれはそれとして、大人として雑用係が子供に接するというスタンスは三章途中まで崩れていない。悪党なりの善、或いは絆というものが出来ていく様は、それなりに見ごたえもあるだろう。




　まあ、自画自賛なのだが。