圧倒的描写力に圧倒的な世界観・・・とにかくそうとしか言えません。
今までの作者さんの作風とは一線を画していますが、だからこそ新しい世界を開いて見られるようでワクワクしながら読み進めています。
一瞬悪役令嬢者かと思えばそう簡単なお話でもなく、断罪されるかと思えばそいうわけでもなく。
とにかくエリスの中にいるナオの機転がすごい!と思いきや、ただの地球の日本人らしさが失われておらず、ずっと葛藤している所が「今どきの若者」を感じさせて少し切ない所です。
結構なグロ要素がありますが、作者さんの今までの作品の中では軽い方ですんなり読めます!
わたしが気にしているのは、そんなナオが新キャラのジョンにだけはもともとの喋り方に近い言葉で喋る所。
偽名含めて謎の多いジョンですが、そんなジョンと育まれていく関係性も見ものです。
エリスとジョン、リリとアレンシール。
いい雰囲気になりそうでならないもどかしさもちょっとあります。
今後の進展に発展しそうな2組にも必見です!!