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第19話


 放課後、俺たちはおじさんのところへ直行した。

「望月が今日学校に来なかったんだけど、おじさんは何か知らないか?」

 開口一番に俺は問う。

「あぁ、休まざるを得ないだろうな。今日の夢の主は、彼女だから」

 思考が停止した。望月が夢の主?

「それって本当なのか? だとしたら、すぐに助けに行かないと」

「落ち着け夢野。零時にはまだ時間がある。話し合って、策を練らないと」

「そんなの待ってられるか! 俺一人でも行く!」

「あ、ちょっと! これからが大事な部分ですよ!?」

俺はネットカフェを飛び出した。望月の家が何処にあるかなんてわからなかったので、自分の家に一度帰った。鍛え上げた冷静さは、何処かに行ってしまった様だ。

 しかし、気になるのは望月が夢の主であるという点だ。トワイライト・ゾーンは俺たちの崩壊を狙っているのか? それなら真っ先に俺を狙いそうなものだが。不安定な思考を繰り返すうちに、俺は眠りに落ちていった。


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