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第18話

 昼間。部室に行くと、一人欠けていた。

「あれ? 望月は?」

 いつも必ず居るのに。

「今日は休みだそうだ。明日には来るだろう」

「そんな単純なものか?」

暁人は物理の教科書を読みながら、答えた。

「今まで休んだことが無かったから、気にかかることではあるがな」

「……まあ、今日いないのは仕方ないな。放課後、夢の共有が終わったら家に行ってみるか」

「場所分かるのか?」

「俺にはわからない。……けど、お前望月と帰る方角一緒だよな。知ってるんじゃないのか?」

「……大体の見当はつくけども……」

 暁人は顔をしかめて言った。その時、昼休みを終わらせるチャイムが鳴ったので、一度解散となった。



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