傾国美人は鐘楼で微笑み、舞いを舞う
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あらすじ
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本当は、ほのぼのファンタジーなのかも?  ◆ ◆ ◆ 砂漠の王国 政変で奴隷の身分に落とされた楽師のナジュ 麗しい美貌で国を滅ぼすと予言された少年(中身は食い意地のはった天然) そして 追及の手から逃れた格闘・最強・ブラコンな妹アーシャハことアーシャ  ある時にラクダレースが開催されて 景品は楽師ナジュとの一晩だった ※添い寝かも? ◆ ◆ ◆ これは昔の砂の王国 幼き少年よ… これは美しき者 心優しき者 選ばれし供物  誰よりも美しき贄(にえ) もし、この王国に 血に酔いしれ、荒れ狂う暴王が立てば、この者を捧げよ… 残酷な王への贄、生贄   それゆえに この者は涙する  やがては その身は毒をはらみ 人を狂わせ王と王国さえも 滅ぼすだろう… 少女よ、幼き少女よ そなたは美しき者に良く似た太陽の光の加護を頂く者 この者、この少女は鋼(はがね)の刃 他の刃と共に立ち、やがては…暴王を鎮める 刃の一本 血まみれの刃に その足もとにあるのは そなた達の刃に倒れた暴王と・・ 王と共に滅びる運命(さだめ)の美しき贄(にえ)たる者 そなたの誰より愛しき兄                        少女の、そなたの背負うはずの闇の定めを引き受けた 美しき、哀れなる者 『その贄(にえ)となりし者に涙せよ』 『さすれば…新しき王国はそなた達のもの』 だが、しかし供物たる者を救いたければ… 続きは  笑って、一番上の兄のみにそっと告げた・・ 閉じる
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