空の毀匣に注ぐもの
連載中·新着更新:第12話·2025年04月01日 12:00
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あらすじ
詳細
 警視庁捜査一課の古株である宮川源一(みやかわ げんいち)は、高い捜査能力と経験を振るう敏腕刑事だったが、今では最低限の雑務をこなすばかりの日々を過ごしていた。陰鬱とした事件の数々から刑事としての矜持を歪ませていた宮川は、新人刑事から発破をかけられたことをきっかけに捜査への微かな意欲を湧かせる。それと同時に、警視庁へ差出人不明の小包が届けられる。

 奇妙な小包は、丁寧に包装された「人の左手首」が入っており、宮川は奇しくもその場に居合わせたという理由で事件を追うことになる。切り落とされた手首から始まる事件に宮川は、真相に近づくに連れ過去の出来事を逡巡し、自らを歪ませるきっかけとなった「ある事件」に向き合うため、先延ばしにしていた精神科を訪れた。
 そこで宮川は自らの過去と向き合うと同時に、「発見された左手首」に関する奇妙な意見と邂逅する。
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創意工夫ありし者創意工夫ありし者2025-04-01 12:00ネオ・デビューネオ・デビュー2025-03-20 21:49作者のひとりごと作者のひとりごと
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