ネオページは多彩なジャンルのweb小説を簡単に探せるサイトです。新作や人気作を今すぐチェック!
ジャンル
新着作品
コンテスト
作品を探す
ランキング
創作の庭
検索
検索
ホーム
>
文芸・その他
>
純文学
>
クロの旋律
1743407118383,1743407118470,87
クロの旋律
文芸・その他
|
純文学
連載中
·
新着更新:第8話 永遠の邂逅
·
2025年02月07日 06:40
119人気
·
★ 0
·
3.1万字
最初から読む
ブックマーク
応援する
シェア
X
Facebook
line
リンク
あらすじ
詳細
時々、自分の存在が曖昧になる瞬間がある。
鏡に映った姿が、一瞬だけよく分からなくなる。
誰かに呼ばれた気がして振り返っても、そこには誰もいない。
目が覚めた時、自分がどこにいるのかすぐには分からない。
そんな些細な違和感の積み重ね。
私たちは、そういう瞬間を「気のせい」として片付けてしまう。
目の疲れ、寝不足、ストレス。
理由をつけて、不確かな感覚を遠ざける。
そうやって、世界の輪郭を鮮明に保とうとする。
でも、もしかしたら。
その「気のせい」こそが、世界の本質なのかもしれない。
私たちが「現実」と呼んでいるものは、
ただの習慣的な観測の結果に過ぎないのかもしれない。
通学路の曲がり角。
いつもと同じ景色なのに、時折見知らぬ街に迷い込んだような錯覚。
教室の窓から見える空。
昨日と同じはずなのに、どこか違う色をしている気がする。
放課後の校舎に残る誰かの足音。
振り返れば、そこには誰もいない。
でも確かに、誰かがいた気配だけが残っている。
確かなものなど、どこにもないのかもしれない。
私たちが「現実」だと思っているものは、ただの習慣で、
「普通」だと信じているものは、単なる多数決なのかもしれない。
その「多数決」から外れた瞬間、世界は途端に不確かになる。
写真に写るはずのないものが写り込む。
写っているはずのものが、跡形もなく消えてしまう。
記憶と記録が、少しずつずれていく。
誰かの存在が、まるで霧のように溶けていく。
目を閉じて開けば、また普通の世界が広がっている。
でも、その「普通」が本当に普通なのか、
もう誰にも確信が持てない。
この物語は、そんな「気のせい」の正体に気づいてしまった者たちの記録。
存在の確かさが、まるで波のように揺らめいていく中で、
彼らは何を見出すのだろうか。
そして私たちは、本当に「存在している」と言えるのだろうか。
それとも、誰かの観測が作り出した、
可能性の束の一つに過ぎないのだろうか。
その問いの答えを求めて、物語は始まる。
閉じる
暴力描写有り
不思議
シリアス
ダーク
シュール
モダン
一般文芸
純文学
ヒューマンドラマ
応援チケット
チケット合計
2
順位
1,676
応援する
作品アチーブメント
もっと見る
創意工夫ありし者
2025-02-07 06:40
ネオ・デビュー
2025-02-03 18:40
作者のひとりごと
ブックマークに追加しました。
コミュニティ (0)
目次 (8)
しおり
つけとレビュー
新着更新·第8話 永遠の邂逅
2025年02月07日 06:40
Jloo(ジロー)
普段は、ゲーム開発を生業にしている人間です。
他サイトでも、何度か連載経験あり。
是非、お見知りおきを。
閉じる
フォロー
他の作品
もっと見る
髑髏(されこうべ)
戦国末期、織田信長の配下に「頭狩り」と呼ばれる男がいた。その男・骸は、茶の湯の作法と刀術の双方に通じた不可思議な存在として恐れられていた。しかし、その冷徹な表の顔の裏には、生涯消えることのない復讐の炎が燃えている。
かつて骸は無心流の道場で剣を学び、道場主の娘・花世と深い絆を育んでいた。しかし、織田信長による寺社焼き討ちの嵐は、その道場をも飲み込んでいく。愛する者を失った骸は、復讐を誓って信長の配下となる。「頭狩り」の異名を持つ暗殺者として頭角を現し、冷酷無比な殺戮者としての評価を確立していった。
時代の転換点に生きた一人の男の魂の軌跡を描き出す、歴史小説。
カンガエロは、考える
アテナイの哲学者カンガエロは、突如として異世界へと導かれる。慣れ親しんだアテナイの常識が通用しない世界で、彼は「賢者」という職業を得て、新たな探究の旅を始めることになった。
この世界で彼が直面するのは、アテナイでは想像もできなかった様々な現実だ。種族差別に苦しむ人々、不思議な魔術の力、そして人智を超えた存在との邂逅。
アテナイの哲学と異世界の知恵が交錯する中で、新たな地平が開かれていく。
愚高のレイヴン
神の意志は、裁定者によって解釈され、裁きとなって人々に下される。その絶対の権威の下で、アイゼンクラフトの街は秩序を保っていた。
下層区画出身の騎士レイヴンは、裁定者への昇進を目前に控えた儀式の場で、神託を放棄する。その異端の選択は、街に大きな波紋を投げかけることとなる。
神の名の下に隠された闇、そして裁きという名の下に潜む人々の思惑。裁定者No.2ルークの庇護の下、レイヴンは真実を追い始める。彼の行動は、絶対の権威とされてきた裁定者会の在り方そのものを問い直すことになっていく。
アルゴス
新ユーラシア連合が開発した量子制御システム「アルゴス」により、人類の感情は完全な管理下に置かれていた。制御チップを埋め込まれた人々は感情を失い、効率的な日常を送る。しかし、その代償として人間らしさも失われていく。
デルフィ特殊部隊の女性司令官、月島エレナの娘であるカナは、ある日、地下深くに隠された秘密の美術館を発見する。そこには感情制御に抵抗する芸術家たちが身を潜めていた。彼らとの出会いを通じて、カナはアルゴスの開発者である父の残した真実と向き合うことになる。
人形のように感情を失った人々が行き交う街で、カナは芸術家たちと共に人間らしさを守る戦いに身を投じていく。
管理された世界の闇と、それに抗う人々の魂の輝きを描く、近未来SF小説。
ファンリスト
もっと見る
1
川田ワカ
75FP
2
椿灯夏
21FP
3
野井
1FP
4
日々曖昧
1FP
5
黒沢心
1FP
文芸・その他作品
もっと見る
私の人生はウンコに支配されている
川田ワカ
文芸・その他
·
9.2万字
言ノ花の森
椿灯夏
文芸・その他
·
3.5万字
私はさらだ
さらだ
文芸・その他
·
5,056字
橋を渡ることに意味はあるのか
有村ふうな
文芸・その他
·
2.5万字
サクッとオラオラアゲアゲ万葉集
深海インク
文芸・その他
·
28.7万字