喋る遺体 - 封じられた言葉 -
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あらすじ
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吹雪に閉ざされた山間の町。その町にある古びた火葬場で、一人の遺体衛生保全士・成瀬宗一郎が、不可解な遺体と対峙する。口を黒い糸で縫われた身元不明の死体――そして、その遺体がかすかに囁いた。「に……げ…ろ……」。

そこへ訪れた刑事・佐伯綾乃は、近隣で起こる連続失踪事件を追っていた。町の住人が忽然と消え、代わりに現れる口を縫われた遺体。やがて、二人は火葬場の地下に広がる“封じられた空間”へと足を踏み入れる。そこには、人間と入れ替わった“黄泉のモノ”が潜む異界への扉があった。

町の住人は本当に人間なのか? 死者の口を縫う理由とは? そして、成瀬自身に隠された衝撃の真実とは――。

すべてを終わらせるため、成瀬は最後の決断を下す。 しかし、それは本当に終焉だったのか?

闇に沈んだ町と、戻らぬ者の記憶をめぐる戦慄のホラーサスペンス。
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ネオ・デビューネオ・デビュー2025-01-23 17:32創意工夫ありし者創意工夫ありし者作者のひとりごと作者のひとりごと
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