夕日に佇む、知らないあなたを。
110人気·0·7,657字
最初から読むブックマーク応援する
あらすじ
詳細
資産家である東竹家のお嬢様、志摩子。実は彼女は中学の時に両親を亡くし、親戚であったこの家に迎え入れられたのだ。それまでの質素な生活とは異なる何不自由ない暮らしだったが、彼女の心が昔のように温まることはなかった。
東竹家の女の役割は、事業のため家のために政略結婚をすること。志摩子の相手は、ライバルの西竹家の17歳も年上男性。だが全てをあきらめている志摩子にとってはどうでもよいことだった。形ばかりの見合いの日に志摩子は、「自分の人生を生きて」という母の遺言を思い出す。
そんな志摩子には、誰にも言えない気になる男性がいた。しかし時折り会うその男性のことを志摩子はほとんど何も知らないのだ。名前も、声も、顔すらも……。
閉じる
応援チケット
作品アチーブメント
ネオ・デビューネオ・デビュー2025-01-19 06:06作者のひとりごと作者のひとりごと2025-01-19 06:06創意工夫ありし者創意工夫ありし者
コミュニティ (0)
目次 (1)
しおり
つけとレビュー
ファンリスト