緑紅煙雨
連載中·新着更新:第四集:出立 第一部·2025年03月28日 22:05
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あらすじ
詳細
ある日、皇宮の図書管理機構からいくつもの書が盗まれた。
賊は機密書類などもおさめられた秘閣《ひかく》にも侵入したようだが、現場はひどく荒らされており、いったいどんな書が何点盗まれたのかわからない。
そこで、窃盗への関与を疑われた官僚は自ら江湖にあるとても有名な楼閣へ力を貸してもらいに行くことに。
その楼閣には、これまでの歴史で綴られてきた全ての書物の原本や写本があるという。
皇宮へやってきた楼閣の閣主《かくしゅ》と調べ始めると、次々に失われた書が判明。
その一つ一つの行方を探さなくては、新たな事件が次々と起こる可能性がある。
そこで、普段から閣主の手伝いをしている少仙《しょうせん》、虞《ユー》 緑雨《リュユー》と、何故か一緒に行くと言い張る第五皇子の魏《ウェイ》 懐愿《フゥァイユェン》が旅に出ることに。
誰が何の目的で書を盗み、何を企んでいるのかを探るために。


※毎週火曜日20時~、金曜日22時~、更新。

※未成年者の飲酒は健康に悪影響を与える可能性があり、法律で厳しく制限されています。物語内での描写はフィクションであり、現実世界での行動を助長するものではありません。
※本作は架空の中華風ファンタジー世界を舞台にしており、実際の歴史や文化からインスピレーションを受けていますが、物語の世界観に合わせて、時代設定や文化については柔軟なアレンジを加えています。そのため、厳密な時代考証には従っていませんので、あらかじめご了承ください。
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創意工夫ありし者創意工夫ありし者2025-03-28 22:05ネオ・デビューネオ・デビュー2025-03-04 20:05作者のひとりごと作者のひとりごと
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こんにちは|一次創作小説を書いています。|ジャンルは中華風ファンタジー、和風ファンタジー、オリエンタルファンタジー、架空時代小説(古装ファンタジー)です|よろしくお願いいたします。閉じる
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凍霧含紅
凍霧含紅 凍霧含紅(とうむがんこう)

 仙界と人間界の境にある銀耀江湖《ぎんようこうこ》において、最も歴史ある禪寓閣《ぜんぐうかく》では、多くの若者が修行を積み、持って生まれた力を磨いている。
 その中の一人、武神の息子である煙紅《イェンホン》は、十年前にある少年を救うために、特異で恐ろしい呪《のろい》を自身に封じた。
 呪による病《やまい》は煙紅の身体を蝕み、命を削っていく。
 そのため、多くの霊力を身体の維持に使わなくてはならず、武神の息子でありながら虚弱体質になってしまった。
 そんな煙紅を支えるのは医神の息子、夏籥《シァイャォ》。
 可憐な笑みと容赦のない医術で有無を言わせず治療を施す夏籥は、親友である煙紅の病を治せないことを気にしつつ、彼が無茶をしないよう何かにつけて行動を共にしている。
 そんなある日、鬼霊獣《きれいじゅう》の一団に襲われている青年達を救った二人。
 彼らは銀耀江湖に属する、人間だけで構成された一家の者達だった。
 夏籥が怪我を治療している中で、若者の一人が煙紅の口から漏れ出る氷煙《ひょうえん》を見て言った。
「十年前、禪寓閣で私を救ってくれた……」
 煙紅は青年の顔を見て、動揺した。
 目の前にいるのは、十年前煙紅が救った金霞《きんか》国の皇太子である、簫《シァォ》 睿琰《ルイイェン》だったのだ。
 睿琰は十八年前に蘇った怨霊を封印するために銀耀江湖で修業を積んでいると言う。
 怨霊のせいで出現し続ける鬼霊獣による被害も食い止めなければならない。
 煙紅と夏籥は協力を申し出た。
 なぜなら怨霊の封印は、煙紅にとって亡き母の仕事を引き継ぎやり遂げることに他ならないからだ。
 三人は共に行動を始める。
 天下に平和を取り戻し、大切な人々を守るために。
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