下僕と美少女剣客
完結済·新着更新:第24話   終章 二人の婿·2025年01月19日 13:22
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あらすじ
詳細
下僕のような主人公がじゃじゃ馬姫とともに悪を斬る、剣と恋の物語。

○ 風神静馬 ○
 天然理心流蟻通派道場の師範代を務める二十二才の剣客。
 浮世離れした道場主蟻通墨伝父娘に手を焼きながら、貧乏道場を盛り立てようと一人で苦労している。
 長身。本人は自覚していないが美男。
 卑屈な性格

○ 蟻通(ありどうし)隈(通称:熊) ○
 我が儘な十四歳の美少女。
 父親譲りで剣の腕が立つ。
 普段は男装で二刀を帯びている。

○ 蟻通一刀斎 ○
 三十半ばの剣客。
 歳の割に年寄りじみている。
 お坊ちゃま育ちで、剣の腕は確かだが浮世離れした性格。
 娘お熊を溺愛し、お熊についてだけ極度の心配性。

○ 稗田利之進 ○
 蟻通道場に道場破りでやってきたことがきっかけで静馬の友となる遣い手。
 静馬のライバルでもある。
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作品アチーブメント
創意工夫ありし者創意工夫ありし者2025-01-19 13:22作者のひとりごと作者のひとりごと2025-01-17 20:13ネオ・デビューネオ・デビュー2025-01-17 12:34
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つけとレビュー
小説を書くことが大好きです。
2015年に時代小説でデビューしました。
藤井龍名義で、コスミックより、出水千春名義でハヤカワ、角川文庫より、計8冊文庫を出しています。
現在は新作の現代小説を構想中です。

いままで書きためた作品を改稿したものや、新作もアップしていきたいです。
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一条戻り橋に霧雨が降る
一条戻り橋に霧雨が降る※ 主人公陶次を江戸者に変更しましたので、読みやすくなったと思います※

幕末の京を舞台にした、哀切な物語
江戸出身の目明し陶次が主人公です。

庶民の側から見た、幕末の京の情勢、風情や情緒を、史実に忠実に描いています。

小悪党である、壮年の目明かし陶次は、己に自信がなく、お蔦への気持ちは空回りするばかり。

お蔦を失った陶次は、彼女を手にかけた者を追いますが・・・・・・。

テーマ:ストレートな男と、心の内を婉曲にしか表現しない、京女のすれ違い

陶次
京の目明かし。小悪人。45歳。食うには困らないが、こんな人生のはずではなかったと思っている。
江戸から大坂、京へと流れてきた。近江八幡に、離縁した、二度目の妻と、幼い娘ひとりがいる。
自尊心の裏返しで、自分に自信がなく、ひねくれた考え方。短絡的で、自己中心的だが、憎めない部分もある。
島原に売られそうになったお蔦のことを、喜助に相談され、気紛れから救い、羽振りの良い文吉に紹介。
八幡屋からの付け届けを持参する、喜助と馴染みになり、憎からず思っている。

お蔦
21歳。色っぽい美女だが、教養も品もない。安囲いの女。
今は、陶次と、喜助と権三の三人が、日にちを決めて訪れている。
陶次は、蓮っ葉で、実のない女だと思っているが、純情で、陶次に救われたと恩義を感じ、陶次に惚れている。
文吉は、自分だけの妾にしようとしたが、お蔦から断る。お蔦を囲ってすぐに、文吉は殺害される。

喜助
31歳の美男。優男。
油商いの大店、八幡屋の番頭。お蔦と所帯を持ちたいと望んでいる。

権三
目明かし仲間。強請、たかり、博打で、手広く稼ぐ。
文吉ほどではなかったが、安政の大獄のときの恨みを買っている。
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