連載中·新着更新:第1話·2025年01月15日 10:00
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あらすじ
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「フィッシャーマンズ・ワーフ」……それは幻と呼ばれた男たちの波止場。 

 雪深い山奥の村に春が訪れた。
 一人の青年が少年時代に体験した出来事を話し始める。彼は幼少の頃に聞いた祖父の口癖「森の向こうには湖がある!」を覚えていた。
 10才の頃、幼馴染のジローと共にその森へ侵入、巨大なクモに化けた女を目撃した。女は森に巣食う鬼たちを次々と退治する。
 そのおぞましい光景を忘れられないと語る青年。ある日、再会したジローから手紙を受け取る。それは施設にいるジローの弟、忠が書いたものだった。
 
 施設を訪ねた旅人と話す忠。義父が母親を殴り殺したのだという。
 一方、村の女子中学生、カナは山奥にそびえる塔を眺める。生まれる遥か前に建てたこと以外、何も知らないままだった。学校では美術部の友達、麟からレコードを借りている。麟は姉へのコンプレックスを抱え、森の中へ消えていった。
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ネオ・デビュー2025-01-15 10:00創意工夫ありし者作者のひとりごと
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