恋する五千年前
完結済·新着更新:最終話·2025年01月10日 09:40
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あらすじ
詳細
第四次世界大戦中に散布されたナノマシン兵器は、戦争終息後も人類を脅威に陥れていた。
無秩序に暴走するナノマシン兵器の脅威を逃れるには、一時的に地球を離れる以外に方法がなかった。
十歳の誕生日を迎えたばかりの天藍《テンラン》も、大好きなアンドロイドのアネモネを地球に残し、両親と共に宇宙へと旅立った。亜光速の宇宙船で約五十年かけて地球へと戻ってくる航路。その間、殆どの時間をコールドスリープ状態で過ごすため、少女にとっては、あっという間。
 しかし、その間アネモネは地球で五千年の時を過ごすことになるのだった。製品寿命、約百年のアンドロイドにとっても、五千年は長かった。天藍《テンラン》との「ヤクソク」のため、孤軍奮闘し、少女の帰りを待つアネモネだったが……。
 五千年の時を越え、人とアンドロイドの垣根を越えて紡ぐヒューマンドラマ。
 ラストシーンは、執筆しながら涙が止まらなかったのは、秘密。
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作品アチーブメント
創意工夫ありし者創意工夫ありし者2025-01-10 13:47作者のひとりごと作者のひとりごと2025-01-10 02:26ネオ・デビューネオ・デビュー2025-01-08 11:20
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王立魔法省に課されたミッションは月へ行って石を持って帰ること。隣国よりも先にね!
王立魔法省に課されたミッションは月へ行って石を持って帰ること。隣国よりも先にね!《注意》残酷な描写はありませんが、メインキャラの一部に欠損表現が含まれます。そうした表現を不快に思われる方は、ご注意ください。

 大賢者による「月へのゲート」を開く試みは、賢者本人や王を巻き込む大惨事を引き起こした。それから十年。国力の衰えた城塞都市国家シュタークが隣国との戦争を回避するために、王の孫娘リルム王女は、隣国との間で契約を交わす。それは、どちらの国が先に月の石を持ち帰るかで勝負するというものだった。

 リルム王女は賢者の孫のカイトを王立魔法省に招きいれ、彼の転移魔法の力を借りて月へ行く方法を模索するのだった。

「どうやって?」
「行くのよ。転移魔法でね」
「転移って……いったい月までどれだけの距離が……」
「知らないわ。まずは、そこからよね」

 この世界の魔法は決して万能と言うわけではない。あくまで、この世界の理(ことわり)の中にある。たとえ転移魔法を使っても、そう易々と月へ行くことなどできない。しかし、国を守りたいと願う王女の決意は固かった。
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