処刑される直前に死に戻りした悪役令嬢は今日も彼女に媚を売る
連載中·新着更新:第13話 私の生きる意味·2025年03月29日 18:43
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あらすじ
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王家を裏切った公爵家の一人娘、ライラ・ルンド・クヴィスト。玉座の間で、彼女が「お姉様」と慕う皇帝陛下と共に、王国の象徴である王族たちを次々と処刑していた。その中には、かつての幼馴染であり唯一無二の親友だったミルネシア王女も含まれていた。

「いつまでも幼馴染気分で話しかけないでくれるかしら?」

「ライラ……」

変わり果てたライラの姿に絶望するミルネシア。それでも彼女は誇りを失わず、奇跡的に処刑の刃を免れる。その直後、皇帝の刃は突然ライラの方に向けられたのだった。

次にライラが目を覚ましたのは、なんと自分が処刑される直前の世界。

――これは神に与えられた二度目のチャンス。

(え、さっきのって夢? 私、本当に殺されたの? お姉様に? どうすれば……生き延びられるの?)

 ライラが考えに、考え抜いた結論は幼馴染であり、王国随一の魔法使いであるミルネシアにとにかく媚びを売る事だった。

『お、お願いします姫さまぁー! 私を殺さないでくださーい!!』

『さぁて、どうしてやろうかしらね? ライラ?』

皇帝による処刑を免れたライラであったが、皇帝ユリアナに仕え、国を売った彼女は国家転覆罪の罪で投獄され、裁判を受ける事となった。すべての後ろ盾を失った彼女に残された道は生き残ったただ一人の王族であり、幼馴染のミルにひたすら媚びを売る事である。

『ミルの命令なら、なんでもやります!』

『そう。だったら今ここでワン!と吠えてみなさい!』

『わ、ワンワン!!』

『まだ少し恥じらいが残っているわね。やり直しよ』

『ワンワン!』

 これは本当は好きなのに、好きと伝えられなかった女の子が好きを拗らせて、一度は敵対の道を選び、その後、全力で媚を売ることになった少女の物語の始まりである。

※サブタイトルは、(〜お姉様に見限られた私は幼馴染の王女に鞍替えします。もう貴方の言いなりにはなりません!〜)です。字数制限の為、省略しております。

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