完結·新着更新:本編·2024年12月03日 19:00
0人気·0·7,080文字
最初から読むブックマーク応援する
あらすじ
詳細
この国において聖女の『真実の愛』は特別なものだ。歴代の聖女は『真実の愛』を得たのを契機に特別な力に目覚めたと言われている。その力は奇跡とも呼べる程で、死人さえ甦らせることができたという。それ以降、この国では聖女の『真実の愛』を何者も邪魔してはならないと法によって定められている。

※小説家になろう、カクヨム、アルファポリスにも掲載。
※一迅社さまより発売中の【偽聖女だと言われましたが、どうやら私が本物のようですよ? アンソロジーコミック3巻】にて、椎名明先生にコミカライズして頂きました!
閉じる
応援チケット
作品アチーブメント
ネオ・デビュー2024-12-03 19:31創意工夫ありし者作者のひとりごと
コミュニティ (0)
目次 (1)
しおり
つけとレビュー
生息地→主に小説家になろう様に生息。(最近はカクヨム様やアルファポリス様にも)
『自分が読みたいモノをかく(書くor描く)』をモットーに執筆したり時々絵を描いたりしています。(表紙につきましてはネオページ様には素敵な機能があるのでそちらを利用させていただくつもりです。もしかしたら、自作の表紙を載せることもあるかもしれませんが……その時は記載しておきます)

作品傾向→『ざまぁ』『異世界』『転生』『ミステリー風味』『悪役令嬢』『聖女』『現代恋愛』
閉じる
フォロー
他の作品
『親友』との時間を優先する婚約者に別れを告げたら筆頭聖女の私にはルカという婚約者がいる。教会に入る際、ルカとは聖女の契りを交わした。会えない間、互いの不貞を疑う必要がないようにと。
最初は順調だった。燃えるような恋ではなかったけれど、少しずつ心の距離を縮めていけたように思う。

けれど、ルカは高等部に上がり、変わってしまった。その背景には二人の男女がいた。マルコとジュリア。ルカにとって初めてできた『親友』だ。身分も性別も超えた仲。『親友』が教えてくれる全てのものがルカには新鮮に映った。広がる世界。まるで生まれ変わった気分だった。けれど、同時に終わりがあることも理解していた。だからこそ、ルカは学生の間だけでも『親友』との時間を優先したいとステファニアに願い出た。馬鹿正直に。

そんなルカの願いに対して私はダメだとは言えなかった。ルカの気持ちもわかるような気がしたし、自分が心の狭い人間だとは思いたくなかったから。一ヶ月に一度あった逢瀬は数ヶ月に一度に減り、半年に一度になり、とうとう一年に一度まで減った。ようやく会えたとしてもルカの話題は『親友』のことばかり。さすがに堪えた。ルカにとって自分がどういう存在なのか痛いくらいにわかったから。

極めつけはルカと親友カップルの歪な三角関係についての噂。信じたくはないが、間違っているとも思えなかった。もう、半ば受け入れていた。ルカの心はもう自分にはないと。
それでも婚約解消に至らなかったのは、聖女の契りが継続していたから。

辛うじて繋がっていた絆。その絆は聖女の任期終了まで後数ヶ月というところで切れた。婚約はルカの有責で破棄。もう関わることはないだろう。そう思っていたのに、何故かルカは今更になって執着してくる。いったいどういうつもりなの?


戸惑いつつも情を捨てきれないステファニア。プライドは捨てて追い縋ろうとするルカ。さて、二人の未来はどうなる?

※曖昧設定。
※小説家になろう様、アルファポリス様、カクヨム様にも掲載。