妖狐の推理遊戯
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あらすじ
詳細
現代社会の片隅でひっそりと暮らす三人の妖狐。彼女たちは千年以上の時を生きる中で、人生(もとい、狐生)に刺激が足りないと感じていた。そんな彼女たちの渇きを癒してくれたのが、ミステリーだった。コナン・ドイル、アガサ・クリスティ、エラリー・クイーン、江戸川乱歩、松本清張、横溝正史……。彼女たちは、洋の東西を問わず、ミステリーに夢中になった。謎解きに夢中になった。古典も新鋭も本格もサスペンスも、ミステリーなら片っ端から読み漁り、そして常に新たな謎に飢えていた。
そして、いつか、本物の事件を解決してみたいと思っていた。
「ヴァンダインの二十則」スレスレの危うい三人が手掛ける名(迷)推理と、癖の強いキャラクターの会話劇をどうぞお楽しみください。

「ハーイ、ここでロタちゃんからクゥィズ! ズバリ! 私たちが名探偵になるのに、必要な物はなんでしょう!」
「うーん。推理力?」と霧子。
「そんなん、殺人事件やん」と事もなげに房咲子。
さて、さて。ロタの示した答えは?

(※書き溜めはしていませんので、不定期連載となります)
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作品アチーブメント
創意工夫ありし者創意工夫ありし者2024-12-10 08:57ネオ・デビューネオ・デビュー2024-11-19 03:10作者のひとりごと作者のひとりごと2024-11-19 03:09
貴方のお眼鏡に叶う作品が書けますように。
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王立魔法省に課されたミッションは月へ行って石を持って帰ること。隣国よりも先にね!
王立魔法省に課されたミッションは月へ行って石を持って帰ること。隣国よりも先にね!《注意》残酷な描写はありませんが、メインキャラの一部に欠損表現が含まれます。そうした表現を不快に思われる方は、ご注意ください。

 大賢者による「月へのゲート」を開く試みは、賢者本人や王を巻き込む大惨事を引き起こした。それから十年。国力の衰えた城塞都市国家シュタークが隣国との戦争を回避するために、王の孫娘リルム王女は、隣国との間で契約を交わす。それは、どちらの国が先に月の石を持ち帰るかで勝負するというものだった。

 リルム王女は賢者の孫のカイトを王立魔法省に招きいれ、彼の転移魔法の力を借りて月へ行く方法を模索するのだった。

「どうやって?」
「行くのよ。転移魔法でね」
「転移って……いったい月までどれだけの距離が……」
「知らないわ。まずは、そこからよね」

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