ノンケ書生は華族の貴公子に不埒な関係を望まれている
完結済·新着更新:第25話 共白髪まで幸せに·2024年12月07日 07:00
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あらすじ
詳細
【完結いたしました!】
ある日突然、交通事故で両親を亡くした、美大生の山田樹。
葬儀を終えて日常生活を送り始めるが、うつ状態になっていた樹は、葬儀後初めての登校時に接触事故で線路に落下する。
頭を強く打ち付けて視界が暗転し、目覚めると、見知らぬ部屋の布団の中に横たわっていた。
樹が夢でも見ている心地でいると、女中の花が現れて、樹のことを「早乙女さん」と呼んだ。
頭がぼうっとして何も考えられず、強い睡魔に襲われ、眠りに落ちようとしていた樹の前に、国防色の軍服を身にまとった偉丈夫――花ヶ前梗一郎(はながさきこういちろう)が現れた。
樹の名を切なそうに呼びながら近づいてきた梗一郎。驚いた樹は抵抗することもできず、梗一郎に抱き締められる。すると突然、想像を絶する頭痛に襲われた樹は、絶叫したのちに意識を失ってしまう。
そして気がつけば、重力が存在しない、真っ白な空間に浮かんでいた。そこで樹は、自分によく似た容姿の少年に出会う。
少年の正体は、早乙女樹の肉体を借りた、死を司る神――タナトスだった。そしてもう一柱、タナトスよりも小柄な少女、生を司る神――ビオスが現れる。
ビオスが言うには、樹は『異世界転生』をしたのだという。そして転生後の肉体の記憶は、特定の条件下で徐々に蘇ると告げられ、樹は再び異世界で目を覚ます。
樹が目覚めると、梗一郎が涙を流していた。
「樹が生きていて、本当によかった……!」
そう言って、梗一郎が樹の額に口付けた瞬間、樹の脳内に早乙女樹の幼少期と思われる映像が流れ、眠るように意識を失う。
『特定の条件下』とは、梗一郎との愛ある接触のことだった。
無事にひとつ目の記憶を取り戻した樹は、公家華族・花ヶ前伯爵家お抱えの書生(画家見習い)・『早乙女樹』を演じながら、花ヶ前家で生活を送る。
スペイン風邪による後遺症で『記憶喪失』になってしまった樹を心配して見舞いに来たのは、楚々とした容貌の美少女――梗一郎の妹である、花ヶ前椿子だった。
樹は驚愕に目を見開いた。
目の前に立つ少女は、樹が描いた人物画。
『大正乙女』そのままの姿形だったのである。
なんと樹は、自分が描いた油画の世界に異世界転生していたのだ。
梗一郎と恋仲であった早乙女樹として転生してしまった樹(ノンケ)は、男と恋愛なんて出来るはずがないと、記憶喪失を理由に梗一郎と距離を置くが……。
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創意工夫ありし者創意工夫ありし者2024-12-10 09:08ネオ・デビューネオ・デビュー2024-11-13 20:36作者のひとりごと作者のひとりごと
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目次 (25)
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つけとレビュー
こんにちは😃『アナマチア』と申します❣️
有り難いことに、NSP03で佳作を受賞しました!
受賞したのはBL小説の『寝取られ伯爵令息の受難』です。
ドロドロ愛憎劇、じれじれ、元サヤエンド、ヤンデレ、メリバエンドが大好きです!ハッピーエンドももちろん好き💕
BLはノンケ受け、年下攻め、オメガバ、花吐き病、ふたなりなどなど、二次創作をしていたのでBL大好きです!
ホラー、イヤミス好きでもあります!(書けないけどw)
是非、仲良くして下さい(*˘︶˘*).。.:*♡
どうぞよろしくお願いします(❁´ω`❁)
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徒花ー大正時代版ー
徒花ー大正時代版ー※投稿休止中(ネオページオンリー)


第一次世界大戦の終結を期に、西洋文化が定着し、大衆文化が花開いた時代。
――大正。
その頃おいに、白壁に蒼い屋根が美しい洋館を訪れた、一人の美しい少年がいた。
少年の名前は、麻生薫(あそうかおる)。
朝日に照らされた稲穂を彷彿とさせる黄金に輝く金髪と、夏の晴天のように美しい碧眼を持った、混血児(あいのこ)である。
没落寸前の傍系の貴族家から買い取られた薫は、義姉となる少女・吾桑絹依(あそうきぬえ)と対面する。
絹依は赤い振り袖を着て、ぬばたまの黒髪を背中に流し、一房だけ菫色のリボンを髪に編み込んだ可憐な少女だった。
「あなたがわたくしの弟になるお方ですの?」
小鈴の音に似た愛らしく響く声に、薫はふっくらとした頬を、桜桃(さくらんぼ)色に染めた。
「わたくし、吾桑絹依と申します。お友達には『ぬい』とも呼ばれておりますの。よろしかったら、『ぬい姉様』とお呼びになって」
おっとりと朗らかに笑う絹依に、薫は「よろしくおねがいします。ぬい姉様」と言った。
すると絹依は、心の底から嬉しいと言わんばかりに、太陽のような笑顔を見せた。
そのまばゆいばかりの笑顔に、薫の心は一瞬で奪われてしまった。
それは薫が、絹依に一目惚れし、生まれて初めて『愛』という感情を抱いた瞬間だった。
――穏やかに年が過ぎ、薫が十四歳、絹依が十六歳の頃。
絹依に、江戸川槍輔(えどがわそうすけ)という想い人ができてしまう。
槍輔は、色素の薄い茶色い髪とチョコレートのように甘い瞳をした、大日本帝国陸軍中尉の肩書を持つ偉丈夫だった。
そして、絹依と槍輔は婚約してしまう。
「ぬい姉様は、僕のものだ。誰にも渡さない」
愛する絹依を取り戻す為、薫は自分の容貌と身体で、槍輔を誘惑することを決意する。
果たして、薫の目論見通りに二人は婚約を破棄し、薫は絹依を手に入れることができるのだろうか?

この物語は、愛することで与えられ、愛することで失ってしまう、愛に翻弄される三人の登場人物の群像劇である。
「俺達。付き合ってみる?」〜姫と王子と呼ばれる二人の甘酸っぱい青春譚〜
「俺達。付き合ってみる?」〜姫と王子と呼ばれる二人の甘酸っぱい青春譚〜※ストックがなくなったので、不定期更新となります。

とある私立高校にスポーツ推薦で入学した主人公の姫川環(ひめかわたまき)は、スポーツ特待生として入学してきた無愛想な少年、王路修人(おうろしゅうと)と友だちになる。
同じスポーツクラスで、同じ男子バスケ部員の二人は、自然と仲良くなっていく。クラス替えのないスポーツ推薦クラスでいつも一緒にいる二人。登下校も同じ電車に乗って帰る二人。そんな二人が高校二年生に進級する頃には、一部の女子から「王子」「姫」と呼ばれて、腐女子たちから崇拝される存在になっていた。
最初の頃は「なんだそれ。おもれぇw」と笑っていた姫川と王路だが、高校二年生に進級してからというもの、二人の間に流れるのはなんとも甘酸っぱい空気に変わっていた。
「……まさか、王路はオレのことを?」
勝手に王路のことを意識するようになった姫川は、今までどうやって王路に接していたのかわからなくなり、変な態度ばかり取ってしまう。
一人で混乱しまくる姫川を見かねた王路が提案を持ちかけてくる。その提案とは、
「俺達。付き合ってみる?」
というものだった。

姫川も王路ももちろん女の子が好きなノンケである。
そんな二人が「お試し」で付き合って見た結果、どのような結末が待ち構えているのか?

アナマチアが初めて執筆する、現代BL・学園青春ものです。
一人称に初挑戦!「変だなぁ?」と思ったら、優しくご指摘下さいませ。
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