あらすじ
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「毒キノコを食べるし、カタツムリを飼うし、おまけに畑に馬糞を撒くし……! 君みたいな変人とは婚約破棄だ!」
伯爵令息の俺には日本で農業に取り組んでいた前世の記憶がある。異世界転生したあとも、その記憶をもとに農業を続けていたら第一王子から婚約破棄を言い渡されてしまった。父親にも農業に関わることを禁止されてしまうのだが、どうしても農業がしたかった俺は鍬を担いで家を出た。
身分を棄て、名前を変え、辺境の村で農業知識を生かして農地改良を行っていたら、いつのまにか「畑の賢者」と呼ばれるようになった。
そんな俺のもとに、王城からキーランドという名前の騎士が賢者の知識をもとめてやって来た。なんでも、王都の近くのぶどう畑の様子がおかしいとかで、俺は正体を隠して王都へ戻って……?
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創意工夫ありし者2024-11-13 17:35ネオ・デビュー2024-11-13 17:32作者のひとりごと
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